落合博満の名言
落合博満の名言。全209個。
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信じて投げて打たれるのはいい。信じて投げて打たれたのなら、それは結果。一番いけないのは、やる前から打たれたらどうしようと考えること。
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最も厄介なのは、言葉は悪いが、感覚や時の勢いだけで物事に取り組む人だ。そんな勢いは決して長続きしないことを覚えていてほしい。
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現実的には無理だとわかっていようが、「うちは優勝を狙います。それだけの戦力はある」と外に対して言えるのが、真の指導者なのだ。
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はじめにマイナス思考で最悪の結果を想定し、そうならないような計画を立ててから組織や集団を動かす。そして、全体の流れが軌道に乗ってきたと見るや、プラス思考に転じて攻めて行く。
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もっと苦しめ。選手が音を上げたら代えてやる。それまで使い続けるよ。監督が音を上げることはない。選手が音を上げたらいつでも代えてやる。
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黙々とデータに目を通している選手が一流になるのではなく、実際に対戦した投手の印象を自分なりに整理し、「こういう場面ならこうしよう」と自分の方法論を確立しておく選手が成績を残していくのである。
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マスコミ向けの練習をするつもりは、さらさらない。どうやってこのチームを、強くするのかしか考えていない。預かった以上は、俺のやり方でやる。周囲の声は、俺には関係ない。
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上司という立場にいるのなら、任せる部分はきちんと部下に任せておいて、あとはうまくそれらを機能させるというやり方を取るべきだ。
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一番ブーイングを受ける場所、一番嫌な役割っていうのは、監督がしなきゃいけない。「何でこんなピッチャー使うんだ」って、罵声を浴びるのは監督だけで十分。
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本当にレギュラーをつかみたいなら、みんなが帰ったあとも練習するんだろうなって思ったけど。残念ながら、そういうメンバーはそうはいなかった。
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勝つことに対する執念、集中力が素晴らしかった。改めていいメンバーがそろっているチームだと思った。誰がというのではなくベンチにいるみんなだよ。
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コーチがどんなに親身になって接していても、選手の側にそれを受け入れる気持ちがなければ成果は上がらない。ここが、若者の成長をサポートする際の難しさでもある。
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自分は頭を下げないと生活できないと思っているから、媚も売るし、喧嘩もできないんだ。人間、自分に自信があれば喧嘩もするのよ。
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才能を最大限に発揮してくれて、他人に負けないものを自分が他人に見せられる、それがプロの集団じゃないのかなと。だから、全てを追っかけたらダメなんだと思う。
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私がチームに貢献したことは何か、と問われれば、選手に「俺たちもやればできるんだ」と実感させたことではないか。そういう意味で就任1年目のシーズンの取り組みには大きな意義があったと思っている。
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精神的なスランプからは、なかなか抜け出すことができない。根本的な原因は、食事や睡眠のような基本的なことにあるのに、それ以外のところから原因を探してしまうからだ。
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スポーツ選手の場合、思い通りの結果が残せなくて自分のやってきたことが間違いではないかと思う時期は必ずくる。壁にぶち当たった時に、自分のやってきたことを否定してしまうとすべてがスタートに戻ってしまう。
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最近のメディアは、監督の名前を頭に付けますが、私は「落合・中日」ではなく、「中日の落合監督」だと思っています。あくまで主役は選手たちです。
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監督の私がすべてのことに首を突っ込むわけにはいかない部分もある。だからこそ、私が信頼して任せられるだけの人材を妥協せずに集めたい。
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自分の好き嫌いで選手を使ってはダメ。自分で自分のクビを絞めることになる。勝負は勝たなくてはいけない。勝たなきゃみんな納得しないでしょ。
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中村紀洋がまた野球界でできる、その手助けができればということで入れた。他で欲しいという所があった時点で、ウチの役割が終わったのかなと。もう一回野球小僧になって野球をやってくれればいい。驕らずにね。
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この7年間で今年ほど選手をほめてやりたかった1年はない。そして選手は勝つ喜びと負ける悔しさを味わった。この両方を味わわないと、日本一というとてつもない山は登り切れない。
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プロの世界に「ここまでやればいい」という終着点はないんです。だからこそ全員に期待をかけ、全員にさらなるレベルアップを求めます。実際、期待されれば人は変わるんです。
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この子らには、基本の反復練習でいいんだ。基本がないのに、応用はできない。そうだろ?なんで自分が打てないのか、できないのかを分かってくれればいいんだ。
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色紙は白いほうを差し出すもんじゃない。色の方を差し出し、書き手がまだまだ表に書く身分じゃないんでと、白いほうに裏返して書くんだ。最初から裏を出してどうするんだ。
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いつもいつも言うけど、結果論であーだこーだ言われたら、何もできなくなる。最善の手を打って、駄目なら仕方ない。選手は一生懸命やってるんだから。結果論では野球ができない。
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厳しい競争は自然にチームを活性化させる。だからこそ選手たちが自己成長できるような環境を整え、そのプロセスをしっかり見ていることが指導者の役割なのだと思う。
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勝負事に「絶対」はない。たった1イニングで10点を取ったり取られたりという「そんなこと起こるわけがない」という珍事が、ごくまれにだが起こるのだ。
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こんな大変な仕事とは思わなかった。人の人生を左右する仕事でしょ。10月11月って言えばまたドラフトがあるし、入ってくるって事は出なきゃいけない選手もいる。一番嫌な時期ですね。
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四番はコロコロ代えるポジションじゃない。そのうち打ってくれるよ。それを気長に待つよ。もし1年打てなくて苦しんでもそれはそれでいい。
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このチームの特徴は、爆発的な攻撃力があるわけではないし、送るところは送る、代えるところは代える。それと代えられるメンバーに何を求めるかだと思う。全部求めたらかわいそう。全部求めたらレギュラーだから。
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疲れてるのか?まだそんな歳じゃあないだろ?30代だろ?疲れてるんだったら、いつでも休ませてやる。野球辞めたらただの人だ。
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今から40年ちょっと前。田舎から東京に出てきた初めての夏はびっくりした。溶けてなくなってしまうのではないかと思ったほど。
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誰がどうこうということじゃなく、進め方が悪かった。監督が悪かったということだろう。勝ち負けの責任は監督が取るんだ。オレがあそこに名前を書かなきゃ、誰もゲームに出られないんだから。
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泣き言言うヤツいらないもん。泣き言言って能書き垂れるんだったら練習しろって。そいつを追い越していくだけのものをつかみとれって。
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隠すところは隠す。うそを言わなきゃいけないところはうそを言う。相手と戦うのはそういうこと。全部さらけ出せるのは、よほど力があって相手がよほど弱い場合だけ。
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昔から言われていたこと。ユニホームを脱げば、ただのおっさんなんだ。おれだって、ユニホームを脱ぐと、ただの人。そんなことは百も承知で言っている。だから、現役のとき、落合博満の名前を残したんだ。
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何をしゅんとしているんだ。本当の意味でプロ野球選手と認められる人は、昔ほど多くない。自分で力をつけて、名前を売っていかなければいけない。
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この三十数年、プロ野球界に身を置いているが、実際に間近に見たことのある過去の二塁手の中で、併殺プレーで一番上手だったのは故マルカーノ。参考にさせてもらった。
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人間関係は下手です。いい時は人が集まってくるが、調子が悪くなるとサーッと離れていく。いい時も悪い時も同じ付き合い方をしてくれる人とだけ、付き合っています。
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元気な者がもっと元気になって輪を広げていくのが一番。今、命を与えられてこの仕事ができる。ちょっとでも皆さんに力を与えてあげられればいいと思います。
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記録は伸ばしてやらなくてはいけない。記録は残る。孫子の代まで語り継がれるものなんだ。その記録が破られるとき、もう一度、その名が復活する。そういう位置につける選手には、記録をつくってほしい。
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人間が投げてるんだ。悪い時だってあるよ。1試合や2試合でバタバタしなさんな。これまであいつにどれだけチームが助けられてきたことか。それを考えないといけないだろ。
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1つ1つのプレーについては、グラウンドに出てる選手が、「これが一番いい」と思ってやっていること。それがミスだったとしても野球にはつきものだから。
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ウチの連中、痛い、って言わないだろ。分かってるんだ。休んだら、それだけレギュラーを奪われるパーセンテージが上がるってことを。
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切磋琢磨して力は上がっていく。競争なくしてレベルを上げていくというのは、ちょっときつい。対抗馬がいてもいいのかなと思う。
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積み上げた昔の大投手や大打者の名前が紹介され歴史を蘇らせてくれる。記録はファンにとっても、過去の記憶と今をつなぐ貴重な数字。選手にとっては一つの勲章なんだ。
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大学の時、体罰がイヤになって寮から逃げ出した。なんの連絡もしなかったから捜索願まで出された。あの時は上野公園とか日比谷公園で過ごしていた。2週間以上、そういう生活してたんだよ。
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プロは一生懸命やるのが仕事じゃない。結果を残すのが仕事。アマじゃないんだから。生活をかけてやってるんだ。でもその責任が誰にあるのかって言えば監督。監督が名前を書かないと選手は出られないんだから。
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本音しかしゃべりませんよ私。キチッと放送されるとか、書いてくれるものに関しては本音でしゃべります。そうでないものには、こう遠回しにいきます。
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自分の調子がいいときにあきがない、あきができたときに下降気味では何ともならない。いつお呼びがかかってもいいように、2軍の選手は1軍選手以上に体調管理が必要になる。
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ファンサービスとよく言われますが、どこですりゃいいんだ。私はグラウンドに来て、野球を見に来た人に「きょうは勝ったね」と言ってもらいたい。それが一番のサービスだと。それは昔も今も変わりません。
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2位でCSに行くのは簡単なことだけど、優勝するためにここまで厳しいキャンプや練習を積んできたんだろ!このままなめられっぱなしでいいのか!
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すごい。それしか言えないよ。今季の試合の中でも、監督を一番泣かせてくれた試合。すごい選手達だ。誰がすごいとかではなく、みんなが後ろにつなごうという意識で打席に立ってるんだ。すごいチームになったもんだ。
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バッテリーだけがんばったって、野手が点を取らないと。そろそろ目覚めないと。144試合、ずっと寝っぱなしか?ピッチャーにどんだけ借りつくりゃ気が済むんだ。
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うまくいかなくて、自分が頭を抱えているときに言われると、そんなこと言われなくても分かっているってことになる。そうなると感情論になる。それが一番よくない。
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打ったからすぐに復調、打てなかったら不調というほどバッティングは簡単じゃないんだ。たった1球でガラリと変わるって言ったろう?ただ打者にとって、逆方向への打球は調子のパロメータにはなる。
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おそらくポジションが空いたから、オレが使ってもらえるんじゃないかっていう甘い考えを持っているヤツは中にはいると思う。そういうやつは足をすくわれるんじゃないかな。
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一度、既成事実をつくると、これから先も同じことがあり得る。あのとき詰まった日程でもできたのだから、今回も構わないという流れになってしまうのが心配だ。
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12球団みんな強い。弱いところなんて一つもない。毎年毎年、最下位のチームはない。永遠に強いわけでもないし、弱いわけでもない。だから面白いんじゃないの。
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ずっと勝負は始まっている。簡単にレギュラーを取られるメンバーだと、こっちも困る。高い水準にいて、追いつけ、追い越せで初めてチーム力は上がる。
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こういう場合はこういうプレーはしてはいけないとか、こんなことしては駄目とか。選手はそんなこと考えちゃいけない。黙ってグラウンドで必死にプレーすればいい。
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うまい、まずいってのは個人の嗜好だよね。文句言ったら、みんな嫌な気になるじゃない。自分には合わなかったというだけで、おいしいと思っている人もいるんだから。気に入らなけりゃ次、来なければいいんだから。
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自分の周りが見えるという余裕ができて初めて、本当に周囲が見えてくる。他の人はそうではないかもしれないが、とりわけ「おれの尺度、おれの考え」という点で、この観察眼は非常に大切なんだ。
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けが人は出せないし、無理をさせられない。無事にチームに帰すことが大事。オールスターは勝ち負けより、選手たちが楽しんでくれればいい。
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上手は言えない。上手を言っておけばこの世界簡単に渡れるんでしょうが、それは私の主義主張に反することです。この先何を言われようが、自分の仕事は野球だけ。もう野球しか考えてません。これが仕事だと。
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底無し沼に入ったようなもんだ。連鎖反応。「自分が何とかしないと」。それはわかる。でも冷静に物事を考えたら、答えは簡単に見つかると思う。そこに期待するしかない。どうピッチャーを野手が助けてやるかだな。
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監督コーチなんかどうでもいいんです、極端に言えば。監督で、落合博満という名前を、世に出そうっていう気はさらさらないですから。なんせ選手がかわいいの。
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簡単に答えはないから野球はおもしろい。それを見つけるために知恵を絞り、体を使っているんだろうな。私も見つけていない。たぶん永遠に見つからないと思う。