ローマ時代の著述家
プルタルコスの名言。全40個。
人間の評価は、苦境のときの身の処し方で決まる。
1
人間は語ることを人間から学び、神々から沈黙を学んだ。
3
人間は、自分が他人より劣っているのは能力のためではなく、運のせいだと思いたがるものなのだ。
4
偉大なる行為を目指すものは、また大いに苦しまなければならない。
5
失うことを恐れるあまり必要なものを手に入れることも断念するという人は、理屈にも合わないし、卑怯である。
0
ロウソクが消えたなかでは、どんな女も美しい。
堅忍は暴力よりも有効であって、まとめて取れないものも少しずつやれば大抵は手に入る。絶えず続いているということは恐ろしいものである。
ただ存在するのではなく、生きていかねばならぬ。
人の価値は、不運の時、へこたれないかどうかである。
心とは、何かを入れるべき「器」ではなく、燃やされるべき「火」なのである。
貧窮の時に友たるは、友の最も大なるものなり。
樹木は伐ぐに生えて来るが、人間は殺されると再び得ることは容易でない。
古代の偉人たちの人生を知らないということは、子供のままで一生を送ることだ。
2
聞くことを学びなさい。そうすれば、くだらない話をする者たちからも利益が得られよう。
神は、勇敢な者の希望である。臆病者の口実ではない。
間違いを犯さないことは、人間の力の及ぶところではない。賢く、善良なる人は、間違いや失敗から将来の知恵を学ぶ。
私が変わったときに変わり、私が頷いたときに頷くような友は必要ない。そんなものは、私の影がずっとうまくやる。
言葉の中に、話し手の心の状態と人格と気質が見える。
妻は自分ひとりの情熱を持ってはいけない。真面目と冗談、憂鬱と笑いを夫と分かちあわなくてはならない。
敗者でさえも自分たちに同化させるこのやり方くらい、ローマの巨大化に寄与したことはない。
人間の偉大さは恐怖に耐える誇り高き姿にある。
もっとも豊かな土壌では放置すれば雑草がもっともよく育つ。
忍耐は腕力に勝る。いっぺんには克服できないことも、少しずつ消化してゆけばかならず克服できる。
人生の幸福とは何であるかを知ったら、お前は人の持っている物など羨ましがる必要はない。
人間である限り、誰でも過ちはある。しかし賢者や善人は、自分の過ちや失敗の中から、未来に備えるための知恵を学び取る。
時がすべての助言者の中で一番賢い。
人間の偉大さは、不運に対してどのように耐えるかによって、決まるものだ。
時をわきまえた沈黙は英知にして、いかなる雄弁より優れる。
絵画は言葉なき詩である。
全世界が公正なりせば勇気の必要なし。
よき生まれなることは誠に望ましきことなれど、その栄光はわれの祖先らに帰すべきものなり。
ハンニバルはいかに勝つかということを知るも、いかに勝利を利用するかを知らず。
人間には、舌は一枚しかないが、耳は2つある。
恋と酒の共通点。人を熱くし、明るくし、くつろがせる。
眠りは、神からの唯一の無償の授かり物である。
髭は哲学者をつくらない。
自分の内部で達成した物事は、外部の現実を変えていく。
逆境にどのように耐えるかで、その人がわかる。
毎日声を出して言葉を使うことが大切である。
個性とは、積年の習慣のことである。