ニーチェ
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数時間の登山は、ひとりの悪者とひとりの聖者をかなり似通った人間に仕立て上げる。疲労は平等と友愛の一番の近道だ。
たくさん入れるものが人にあれば、一日には百ものポケットがあるものだ。
私はお前たちに超人を教える。人間は超克さるべき何物かである。お前たちは人間を超克すべく何ごとをなしたか?
2
われわれがこれほど広々とした自然に居たいと思うのは、自然がわれわれに関してなんら意見をもっていないからである。
1
轢かれる危険が最も多いのは、ちょうど一つの車を避けた時である。
人は自分の認識を他人に伝えると、もはやその認識を前ほどには愛さなくなる。
3
君は奴隷か?それなら君は友とはなれない。君は暴君か?それなら君は、友を持てない。
困難に潰されなければ、人はその経験によって強くなれる。
結婚するにあたって、自分に問うてみなくてはならない。この女と老年になってまで、よく話し合うことができると信ずるか、と。結婚生活において、ほかのすべてのことは皆移り変わる。だが、交わりの大部分の時間は対話に属する。
自分自身に対する極度の清潔癖が私の生存の前提条件となっていて、不潔な条件の下では命すら危ない。だから、私はいわば絶えず水の中で、もしくは完全に透明な光輝く元素の中で、泳いだり、浸ったり、ぱちゃぱちゃしている。そのため、私にとって他人との交際は少なからぬ忍耐の試練となる。
君は、君自身を愛し、君自身を軽蔑しなければならぬ。
武装平和とは、自国と隣国を信頼せず、半ば憎悪、半ば恐怖から武器を放棄しかねる意向上の不和である。
多く考える人は党員には向かない。というのは党派などを突き抜けて考えてしまうからである。
いつか空の飛び方を知りたいと思っている者は、まず立ちあがり、歩き、走り、登り、踊ることを学ばなければならない。その過程を飛ばして、飛ぶことはできないのだ。
高く登ろうと思うなら、自分の脚を使うことだ。高いところへは、他人によって運ばれてはならない。ひとの背中や頭に乗ってはならない。
いったん選んだ道に関して頑張る人は多い。目標に関してそうする人は少ない。
結婚するときはこう自問せよ。「年をとってもこの相手と会話ができるだろうか」そのほかは年月がたてばいずれ変化することだ。
神は死んだ。
笑いながら、厳粛な事を語れ!
人々とともに生きるのは難しい。黙っていることが難しいからだ。
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