ニーチェ
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信念は、真実にとって嘘よりも危険な敵である。
1
大きな苦痛こそ精神の最後の解放者である。この苦痛のみが、われわれを最後の深みに至らせる。
4
ある人間の高さを見ようとしない者は、それだけしげしげと鋭くその人間の低さや上っ面に目を向ける。そして、そうすることで自分自身をさらけ出す。
2
善にも強ければ、悪にも強いというのが、もっとも強力な力である。
いつまでもただの弟子でいるのは、師に報いる道ではない。
道徳的理想の勝利は、他のいずれの勝利と同じく、「非道徳的」手段によって、つまり暴力・虚言・誹謗・不正によってえられる。
私を破壊するに至らないすべてのことが、私をさらに強くする。
乞食…乞食は一掃すべきである。げだし何か恵むのもしゃくにさわるし、何もやらないのも、しゃくにさわるから。
道徳家が誰かをつかまえて、「君はかくかくであるべきだ」と言ったとしても、それは物笑いの種になるだけだ。個人は前から見ても、後ろから見ても、一個の運命であり、ひとつの必然である。その必然は万物と結びついており、個人に対して「変われ」と言うことは、万物に対して変われと要求すること、過去にさかのぼってすら変われと要求することに等しい。
愛せなければ通過せよ。
経験は、経験に対する欲望のように消えることはない。私たちは経験を積む間は、自らを探求しようとしてはいけない。
病気であることは教訓に富んでいる。健康であることよりも教えるところが多い。
隣人を自分自身と同じように愛するのもいいだろう。だが、何よりもまず自分自身を愛する者となれ。
天国には興味深い人たちが一人もいない。
血と格言をもって書く者は、読まれることを望まず、暗誦されることを欲する。
悪人がいくら害悪を及ぼすからといっても、善人の及ぼす害悪にまさる害悪はない。
キリスト教道徳は奴隷の道徳、弱者の道徳である。生の拡大をさまたげ、本能の発揮を抑え、人間を萎縮させ、退化させる道徳である。
人間のみがこの世で苦しんでいるので、笑いを発明せざる得なかった。
3
樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。しかし、実際には種なのだ。
人生を、危険にさらせ!
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