ニーチェ
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理解するとは、何か新しいものを、何か古い熟知の言葉で表現しうるということにほかならない。
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忘却はよりよき前進を生む。
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話題に窮したときに、自分の友人の秘密を暴露しない者は稀である。
一切の書かれたもののうち、私はただ、その人がその血をもって書かれたもののみを愛する。血をもって書け。君は、血が精神であることを知るだろう。
恋愛から結ばれる、いわゆる恋愛結婚は、誤謬をその父とし、必要をその母とする。
われわれは、批評せずには生きていられないが、自分の批評を批評せずとも生きていられる。
人生について考えるのは暇なときだけにせよ。人生のことを考えてもよいが、それは休暇のときにすることだ。普段は仕事に専念しよう。自分がやらなければならないことに全力を尽くそう。解決すべき問題に取り組もう。それが現実をしっかり生きることだから。
人間にとって必要なことはただひとつ、自分自身に満足するということである。
笑いとは、地球上で一番苦しんでいる動物が発明したものである。
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世論と共に考えるような人は、自分で目隠しをし、自分で耳に栓をしているのである。
怪物と戦う者は、その際自分が怪物にならぬように気をつけるがいい。長い間、深淵をのぞきこんでいると、深淵もまた、君をのぞきこむ。
全てを知ることは中途半端な知識とは比べ物にならない。それは物事を実際よりも単純に理解し、そのために彼の意見の方が分かりやすい説得力のあるものとなる。
戦争を非難して言えば、戦争は勝者を愚かにし、敗者を邪悪にする。
他の人に懺悔してしまうと、当人は自己の罪は忘れるが、たいてい相手の人はそれを忘れない。
我々の中で最も勇気ある者でも、自分は一体何を知っているかと問う勇気を持ち合わせている者はほとんどいない。
仕事が自分を強くする。
孤独な者よ、君は創造者の道を行く。
脱皮しないヘビは破滅する。
汝の敵には軽蔑すべき敵を選ぶな。汝の敵について誇りを感じなければならない。
男が本当に好きなものは二つ。危険と遊びである。そしてまた、男は女を愛するが、それは遊びのなかで最も危険なものであるからだ。
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