高橋がなり
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状況を一気に変えようとするのはダメ。現状の苦しさから早く逃れたくて、一気に挽回したくなるんですよ。でも、麻雀でいえば8千点負けてすぐに8千点取り戻そうとすると、足下をすくわれます。まずは1千点。そこからです。
総合的な能力と精神力は、そうたやすく成長しない。でも、耐えていれば個人差はあっても必ず成長するんだ。同じ苦労が楽になるんだ。ただ耐えていても駄目だよ。悔しいと思いながら最大限努力を続けていなければいけない。
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ここで絶対にホームランを!そのプレッシャーが自分を成長させてくれる。もし自分を、より大きく成長させたいと思うなら「忙しさ」を誇るんじゃなくて、自分の仕事の達成度、そしてその「責任の重さ」を誇って欲しいんだ。
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無駄な時間をどのくらい使ったかで決まる。
「よくそんなことを思いつきましたね」と言われますが、僕は逆に「何で常識に従うんだ」と叱るんです。人と違うことをやろうと考えているんじゃなく、どうすればお客を喜ばせられるかを絶えず考える。すると常識を壊さなきゃいけなくなるってことなんです。
前を向いて、そこから逃げなければ、信用を、新しい経験値や人脈を得られる。
悪い時期をどう過ごすかで、人生は決まる。うまくいかなくなると、自分の能力が足りない、と考え、どんどん自信を失っていきます。すべてを逆風に感じる。僕も若い時はそうでした。でも、力が落ちたわけでなく、自信がないだけなので、修正すれば必ずよくなりますよ。
AD時代は日給4000円、20時間労働でした。過酷でしたが「今の自分は授業料を支払って教わる身分」と考えて仕事に全力投球しました。
無能な大人ほど、何年も同じことを言っているでしょう。
いままで全部僕がごり押しでやってきたんですが、トップが何でもしてしまう組織は弱いんです。僕が死んだらすぐにつぶれてしまう会社と、死んだ後も成長していく会社。どっちがカッコいいかなと考えると、やっぱり僕が死んだあとも僕のスピリットがちゃんと残って影響し続けるような組織をつくった方が、カッコいいだろうなと。だからいま、徐々に部下に仕事上の権限を委譲して、失敗も含めていろいろ経験させているんです。
本心を偽ってまで、器用に生きちゃいけない。
諦めなければ終わりはないじゃないですか。みんな、野球は9回で終わりだと思っているでしょ。そうじゃない。いま20対0で負けていても、100回までには絶対逆転してやる、と思えばまだまだやれる。
自分の運を信じな。みんな自分の運を信じないから、右に左にと迷う。
ツライ気持ちを、自分の中に溜めないこと。うまくいかない時は溜めるんじゃなくて、吐き出せばいい。みんな、隠したがるんですよね。オレはいまダメだって周りに宣言すればいい。「もう死ぬ」と言って、死んだヤツはいませんから。吐き出すことで発散すると、自分の中から「陰」なものが出ていってくれるんです。
上司は嫌われながらも、慕われなければならない。
SODという会社をつくって、アダルトビデオをつくり始めたのは、アダルトでいい作品をつくるためじゃないんです。アダルトは僕にとっては手段なんです。まず何かで勝たなければ何もできないから、一番勝てそうなものを探した結果がアダルトビデオだった。まだ業界も成熟していないし、携わっている人間のレベルも低いし、ここなら勝てると。
常識を身につけ、常識を疑え。
負けを認めるところから、成長はスタートする。
時間軸という道を歩くとき、前進するための目印になるのが目標です。僕の場合、10年~20年先を見据えた長期的な目標のことのみを「目標」と呼び、3~5年先に向けた中期的なものは「予想」、1年以内の短期的なものは「期限」と呼んでいます。
僕らが流通や店舗の人と喧嘩するのは、ほかには絶対つくれないものをつくれるんだ、つくらなきゃいけないんだ、という自負があるからなんです。
高橋がなりのすべての名言