高橋がなり
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いま思うのは、僕にとって、AV業界というフィールドは狭すぎたということ。農業というフィールドは広いから思い切り走れる。おまけに、AV業界と比べても、僕と競合するような新しいことを考えてる人が少ないから、縦横無尽に走り回れる。
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無能な大人ほど、何年も同じことを言っているでしょう。
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僕は人生の目標が、「何人に影響を与えられるか」ということなんです。だから尾崎豊が羨ましくてしょうがない。僕は尾崎豊が死んだときに参列者が何キロ並んだかは知らないけど、僕が死んだときにはそれ以上に並ばせたい。
うだうだ言ってないで挑戦しようよ。そして失敗しようよ。君らが守ろうとしている得体の知れないものは、未来の可能性を放棄してまで守る価値のあるものなのか、もう一度よく考えてごらん。どんな失敗をしても仕事を選ばずにまじめに働けば、雨露をしのげる部屋と腹いっぱいの飯は食べられるよ。そして精神的貧乏にならなければ、またチャンスは与えられる。ただし、負けっぷりは大切だよ。見逃し三振や負けた後の言い訳は禁物だからね。
僕はね意地で生きてきたんだよ。その周りに見てる連中、この事業が失敗するだろうっつった連中に、やっぱり失敗したって言われることが僕のプライドが許さないんですよ。
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状況を一気に変えようとするのはダメ。現状の苦しさから早く逃れたくて、一気に挽回したくなるんですよ。でも、麻雀でいえば8千点負けてすぐに8千点取り戻そうとすると、足下をすくわれます。まずは1千点。そこからです。
総合的な能力と精神力は、そうたやすく成長しない。でも、耐えていれば個人差はあっても必ず成長するんだ。同じ苦労が楽になるんだ。ただ耐えていても駄目だよ。悔しいと思いながら最大限努力を続けていなければいけない。
無駄な時間をどのくらい使ったかで決まる。
上司は嫌われながらも、慕われなければならない。
「よくそんなことを思いつきましたね」と言われますが、僕は逆に「何で常識に従うんだ」と叱るんです。人と違うことをやろうと考えているんじゃなく、どうすればお客を喜ばせられるかを絶えず考える。すると常識を壊さなきゃいけなくなるってことなんです。
信用させた人間を裏切るか得させるか、それが自分の価値。
前を向いて、そこから逃げなければ、信用を、新しい経験値や人脈を得られる。
負けを認めるところから、成長はスタートする。
悪い時期をどう過ごすかで、人生は決まる。うまくいかなくなると、自分の能力が足りない、と考え、どんどん自信を失っていきます。すべてを逆風に感じる。僕も若い時はそうでした。でも、力が落ちたわけでなく、自信がないだけなので、修正すれば必ずよくなりますよ。
AD時代は日給4000円、20時間労働でした。過酷でしたが「今の自分は授業料を支払って教わる身分」と考えて仕事に全力投球しました。
いままで全部僕がごり押しでやってきたんですが、トップが何でもしてしまう組織は弱いんです。僕が死んだらすぐにつぶれてしまう会社と、死んだ後も成長していく会社。どっちがカッコいいかなと考えると、やっぱり僕が死んだあとも僕のスピリットがちゃんと残って影響し続けるような組織をつくった方が、カッコいいだろうなと。だからいま、徐々に部下に仕事上の権限を委譲して、失敗も含めていろいろ経験させているんです。
諦めなければ終わりはないじゃないですか。みんな、野球は9回で終わりだと思っているでしょ。そうじゃない。いま20対0で負けていても、100回までには絶対逆転してやる、と思えばまだまだやれる。
自分の運を信じな。みんな自分の運を信じないから、右に左にと迷う。
ハイ・リスク、ハイ・リターンという選択が、感性を研ぎ澄ます。
ツライ気持ちを、自分の中に溜めないこと。うまくいかない時は溜めるんじゃなくて、吐き出せばいい。みんな、隠したがるんですよね。オレはいまダメだって周りに宣言すればいい。「もう死ぬ」と言って、死んだヤツはいませんから。吐き出すことで発散すると、自分の中から「陰」なものが出ていってくれるんです。
高橋がなりのすべての名言