答えのない世界で生きたことがない世代は、とにかく教えられた答えを覚えて吸収しようとする。学校で答えを教わる教育ばかりを受けてきたから、手探りで失敗を繰り返しながら答えを導き出す習慣がほとんどない。だから新聞に書いてある情報やテレビが流す情報を、すべて正しいものだと思い込んで覚えようとする。
大前研一
大前研一のその他の名言
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バブルに踊り、日本経済や日本型経営を賛美するような本が相次いで世に出た80年代を通じて、日本はもう日本一になった、アメリカなどから学ぶものがないと驕り、次第に内向きになっていった。
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やる前から「無理だ」「できない」と言っていたら問題解決はできない。すべての問題は解決できる。そう強く信じることが問題解決の第一歩だ。
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雑誌は編集方針が偏っているものばかりを買う。知識よりも、ものの考え方がわかるからだ。幕の内弁当のような雑誌は栄養にならない。
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太平洋戦争を例にとるまでもなく、日本人は変なところで楽観的で、将来に対しての見通しが甘いところがある。そして表面の現象だけ見て一喜一憂する。
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企業の「稼ぐ力」を決定づけるのは経営トップのビジョンと判断力であって、社外取締役もコーポレート・ガバナンスも暴走防止、脱輪防止の副次的なファクターにすぎない。
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情報というのは自分から取りにいかなければ、価値を生むことはない。毎日の情報の流れの中から、いかに自分に役立つものを取りこんでくるか、である。