大前研一の名言
経営コンサルタント、著作家
大前研一の名言。全91個。
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資格というのは、ある目標をクリアするために自分でセットしたハードルみたいなものであり、それで飯を食おうとは思わないほうがいいのだ。
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やる前から「無理だ」「できない」と言っていたら問題解決はできない。すべての問題は解決できる。そう強く信じることが問題解決の第一歩だ。
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グローバルリーダーといっても、スタイルは決して同じではない。だが、共通点もある。それはものごとの本質を見抜き、答えを自分で考え出せるというところだ。
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私は暇さえあればスケジュール帳を開いて、もっと効率よくやれる方法はないかと考えたり、数カ月先の予定をシミュレーションしたりしている。そのせいか、原稿の締切りを破ったことは一度もない。
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人間が変わる方法は3つしかない。ひとつ目は時間配分を変えること。ふたつ目は住む場所を変えること。3つ目は付き合う人を変えること。どれかひとつだけ選ぶとしたら、時間配分を変えることが最も効果的なのだ。
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クリエーティブな仕事には残業とかブラックという話はない。何時間かけてもやるしかない。それができなければ企業はたとえ効率化しても突然死を迎える時代に入ったのだ。
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問題はあらかじめ模範回答があると信じて、それを見つけると問題は解決したと安心してしまう。しかし、こういう頭の使い方はまったく役に立たない。なぜなら、21世紀の問題の答えはひとつではないからだ。
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雑誌は編集方針が偏っているものばかりを買う。知識よりも、ものの考え方がわかるからだ。幕の内弁当のような雑誌は栄養にならない。
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人に仕事を頼むときは、前もってその人の仕事の速さを知っておくと間違いがない。このレスポンス・タイムを知りたければ、一度メールを送ってみるといい。私の経験だと、返事の速い人ほど仕事も速いぞ。
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明治維新のときでも、国民の1%も参加していません。国民全部が動く革命なんて存在しない。激しい革命の中を全速力で走り抜けた人間だけが勝ちます。ほんの数人が駆け抜けるだけで必ず変化というのは起きてくる。
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太平洋戦争を例にとるまでもなく、日本人は変なところで楽観的で、将来に対しての見通しが甘いところがある。そして表面の現象だけ見て一喜一憂する。
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情報というのは自分から取りにいかなければ、価値を生むことはない。毎日の情報の流れの中から、いかに自分に役立つものを取りこんでくるか、である。
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自分はどうなりたいのか。何が自分の本当の望みであり、夢なのか。この自問自答を繰り返してこそ、プロフェッショナルへの道が開ける。
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悩みは心身の健康に良くない。悩むことに何の生産性もない。悩んで問題が解決することなどない。問題解決の手法を学び、悩みに正面から取り組む習慣を付けると悩みがなくなる。
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多くの人間と、さまざまなタスクを動かしながら、納期までに全体を完成させるプロジェクトがうまくいくかどうかは、まさに段取りが命運を握っているといってもいい。
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仕事のスピードを上げるためには、関わる人がいかに無駄なく効率よく働ける状態をつくってあげられるかが、じつは重要なポイントなんだ。
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ユダヤ人たちは、もともと誰かが正しい答えを知っているという前提に立っていない。すべては仮説に過ぎないのだから、徹底的な議論を経ないと最善の答えは導き出せないと考えている。
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何度オールクリアしても、その時々に自分で納得してやっていれば、他人には若干遅れをとったとしても人生を楽しむことができる。
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自分に対する責任、家族に対する責任、社会に対する責任、日本人として日本という国に対する責任──この四つの責任だけはつねに自覚していろ。
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大将の能力、力量を正しく見極められなければ、参謀は務まらない。無理な戦略を提言して「それはいいけど、俺には無理だ」と言われたら仕方がないし、無理強いして失敗させたら元も子もない。
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イトマキエイのように情報をガバガバと呑みこんだところで、一昨日の夕食に何を食べたか思い出せないように、情報は体外にそのままストンと流れ出てしまって終わりとなる。
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目の前の問題だけを脂汗を流しながら凝視していても発想は広がらない。歴史や地理、ほかのジャンルなどいろいろなところにアンテナを伸ばしてみるといい。
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バブルに踊り、日本経済や日本型経営を賛美するような本が相次いで世に出た80年代を通じて、日本はもう日本一になった、アメリカなどから学ぶものがないと驕り、次第に内向きになっていった。
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ロジカル・シンキングは、答えの範囲を取捨選択して狭めていくときには有効だが、それでは発想は広がらない。誰も気づかないような答えを出すときにものをいうのは、想像力や直感だ。
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世界中で活躍するユダヤ人は、「全員一致の意見はむしろ怪しい」と教え込まれる。大勢に流されがちな日本人は、大いに参考にすべきだろう。
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同じ意見の人といくらつるんだところで何も生まれない。自分の意見に対して、「それ、違うんじゃない?」と指摘してくれる人こそが重要。
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企業の「稼ぐ力」を決定づけるのは経営トップのビジョンと判断力であって、社外取締役もコーポレート・ガバナンスも暴走防止、脱輪防止の副次的なファクターにすぎない。
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経営トップは常にアンテナを高くして、自分の会社、業界がどれだけの危機にさらされているのかを自覚して、正しい経営判断につなげていくしかない。