元谷芙美子
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気の抜けない命懸けの仕事に日々緊張しますが、楽しく、生きているという実感があります。休みはありません。仕事が遊びで、遊びが仕事。境界なんていらないのです。
学びたいと思っていればいつでも学べる。
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自分を信じて、常に自分と戦い続ける。他人を信用するのはリスクがあるけど、自分を信じるのは簡単。
アパホテルは、インターネットからの宿泊予約が主流になることを見越して早くからさまざまな取り組みを行っていました。
ビジネスで大事なことは、スピード、笑顔、誠実信用、そして安全性。
アパホテルでは折り鶴を浴衣の上に置いてありますが、海外でも同じです。これはおもてなしの気持ちを伝えるために、私が始めたものです。欧米のホテルでは、お客様とスタッフはご主人と召使の「奉仕」の関係です。でもアパホテルは、「お客様とスタッフは対等」という理念があります。アメリカでも、スタッフは宿泊していただけるお客様に誇りをもっておもてなしをしています。
私は必ずできると信じて疑わなかった。
通常のホテルはオーナーと運営会社とブランドが異なるため、利益率は5~10%くらい。しかし、私たちはほとんどの施設を保有し、自前のブランドで運営していますから、高い収益力を得られる。
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日本経済が成長、発展していくためには、日本が観光大国となることが不可欠です。
幸せに生きる鍵は、いつだって自分の手の中にある。
無駄に部屋を広くしたり、ホテルマンが部屋についてきて細々説明をしたり、チョコレートが置いてあったりとか、そんなものはもう、消費者には不要なんじゃないかしら。むしろ大事なのは、ベッド脇のコントローラーで照明や冷暖房などを全て簡単に操作できるとか、自動精算といった使いやすさであり機能性ですよ。
最初から「素敵な社長さんだ」なんて称賛してもらえるとは思っていなかった。
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今までの人生で挫折したとか大変だったなんて思ったこと一度もない。
「大丈夫、大丈夫、絶対大丈夫!」。
会社はこれまで1人のリストラもせず、1度の赤字もありません。今までに払った税金は1200億円以上。できる節税をしたうえで収益を上げて1円でも多くの税を納めることを心掛けてきました。雇用をつくり出し、需要を創造し、納税の義務を果たす――これらを同時に継続するのが、オーナーとしての社会貢献だと思います。
自分はホテルの広告塔である、それを常に意識しています。インパクトのある帽子をかぶっているのも、そのためです。
不動産はタイミング。プロは要る、要らないで判断せず、タイミングを買う。その理由は、経済かサイクルで動いているから。バブルだろうと、リーマンショックだろうと、上がれば下がるし、下がれば上がる。景気が変動する中で、どこで買うか、誰から買うかが大事。
誇りを持って宿泊して頂けるゲストに、スタッフが誇りを持ってお迎えする。対等の精神の理念がその根底にある。
自らの価値観をきちんと確立していくこと。
自分の価値観に照らして、納得して自分らしく生きているかどうかという事が大事。
元谷芙美子のすべての名言