東国原英夫
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最初にトップとしての覚悟を示すことで、その後の改革が円滑に進む。最初に強烈な意思表示をすれば、本気であることが伝わる。
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私はノートを自分への約束にも使ってきました。20代半ばの頃に、60歳をピークに見据えた「未来年表」をノートに書き出して、政治家になることも中長期の目標として定めたのです。ノートなしに今の自分があったかどうか定かではありません。
私にとって書くことは自分自身と対話することであり、今やノートは自分と切り離せない、分身のような存在です。読み返せば、その時に自分が何に関心があり、どんな問題意識を持っていたかが全部分かる。ノートに遺伝子を残してきたようなものです。
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政治の敵は無関心なんですよ。
自分が進んで行動するということを、生きる際の理念、哲学として持っている。
私は、いわば体で覚えて成長していくタイプのようです。創造力の豊かな人は、「これをやって失敗したらこうなる」と予測して、リスクを回避するでしょうが、僕は不器用で実際に失敗しないとわからないタイプです。
失敗した恥ずかしさや負けた悔しさは大きな原動力となる。いや、それらを原動力として、もう一度頑張ればいい。
どこ出身?
宮崎をどげんかせんといかん。
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どんな世界でも、頂点に立つ人、メダルを取る人は人一倍努力している。
社会とは、清廉潔白ではありません。いろいろなものがゴチャゴチャと混ざり合った濁った川のようなものです。当然、誘惑も多い。ですから、無理に我慢せず、そもそも自分にとって本当に必要なものは何なのか、そこから考えてみてはどうでしょう。
一箇所に全力を注ぐためには、保険をかけない。後はないという覚悟でやって初めて実力以上の力を発揮できるのだ。
人の上に立つ人間には、それなりの覚悟と度量がいる。何よりも、人間的な魅力がなければ人はついてこない。
僕は走っていることが面白くて仕方がありません。煩悩を我慢するのではなく、小さな煩悩よりも、もっと快感が得られるものに出会うことができました。自分の価値観を転換して、もっと面白いものへと移っていくからこそ、こうやって楽しく続けられるのです。雑多な日常を忘れて、無我夢中で走っていると、生きるのに最低限必要なものがわかります。まず空気と水。それと食糧、睡眠、休憩といったものが残り、とりあえずカネとか肩書きなんて必要なくなります。
「命もいらず、名もいらず、官位も金も要らぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難を共にして、国家の大業は成し得られぬなり」西郷隆盛が残した言葉です。名誉やカネなどにつられない人間は厄介だが、そういう人間でなくては国づくりのような大業は成しえないということです。要するに欲のないやつが一番強いということです。
人生の岐路で何かを決断したとき、その決断が最良かどうかなんて誰も分からない。自分が決断、選択した道を、努力によって最良にすればいい。
政治家になりたいという夢の根底にあったのは、国を変える、地方を変えるという強い意志だった。国民一人ひとりを幸せにしたい、その想いを実現する過程の一つの手段として、政治家というものがあった。お笑い芸人になりたいという夢もまた、根底にあったのはみんなを幸せにしたいという想いである。
僕の場合、カネやオンナなど煩悩に対する欲望はすでに一回転してしまったところがあります。いまはそういう欲を満たすこと自体が目的で生きていません。むしろ、いまの自分の原動力は、国を変えることとか地方の在り方を変えることにシフトしていて、そちらの方が大きな快感と思えるようになりました。
ピンチというものは、自分自身を成長させる一つのチャンスだと思う。一つの部分が失敗したのであれば、他に可能性があると思えばいい。
お笑い芸人と政治家は、どちらも小学校5年生のときから持っていた夢だった。
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