立川談志
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賢い奴は何も言わなくても解ってる。馬鹿は言っても解らない。
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己に自信の無い奴が常識に従う。不安を持つから動き出す。人生なんて食って、寝て、やって、終わり。
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落語は忠臣蔵の四十七士じゃなく、逃げちゃった残りの赤穂藩士二百五十三人が、どう生きるかを描くもんだ。
よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う。
落語とは人間の業の肯定。
江戸の風が吹くものを落語という。
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師弟とは価値観の共有である。
家に帰って立川談志という人に叱られたと親に言え!でも、まあ、てめえみたいなバカの親だから知らねえかもな。
俺は馬鹿に嫌われるのが得意だ。
人間関係は良い誤解か、悪い誤解。
努力とは、馬鹿に与えた夢である。
自殺ができないってことになって..。本当の話だもん。
上品=欲望にたいして動作がスローモーな奴。
何もわからないんだから。3年先輩の横山ノックのとこに相談に行った。「夜も寝ないで勉強した」と言ってたね。勉強したことはしたけど、わかったか、わかってなかったは知らないよ。
居眠りだけでなく、その前に雑談などもあって切れた。客と芸人の空間を理解してくれた裁判官に敬意を表したい。
成り行きで来ちゃった。あっという間だったけど、感慨があるかと問われれば、ないっ。
お笑いに才能は絶対、必要だ。
就職なんて心配するな。落語家になってしまえ。
天才とはレオナルド・ダ・ヴィンチと手塚治虫のことをいう。
落語は人間の小ささを大切にする。始末の悪さ、愚かさをそのまま語る。こういう人間の業を肯定してしまうところに、落語の物凄さがある。
立川談志のすべての名言