落語は人間の小ささを大切にする。始末の悪さ、愚かさをそのまま語る。こういう人間の業を肯定してしまうところに、落語の物凄さがある。
立川談志
立川談志のその他の名言
-
誰かが昔言った。談志さんは何も言わなくていいのですよ、高座に座っていてくれればネ。昔、俺も同じことを志ん生に言ったのだ。勿論本気で言ったのだが。てめぇがそうなるとはつゆ思わなかった。
-
何もわからないんだから。3年先輩の横山ノックのとこに相談に行った。「夜も寝ないで勉強した」と言ってたね。勉強したことはしたけど、わかったか、わかってなかったは知らないよ。
-
前座として楽屋修業しないと一人前になれねえって?冗談言うな。修業はどこでもできるんだ。オレのいる所、そこがすなわち修業の場だ。安心しろ、寄席がなくてもいい落語家になれることをオレが証明してみせる。
-
天狗になるくらいでなきゃあ駄目じゃないかと思ったね。青臭いかもしれないけど、天狗になってるときの芸は威勢がいいんですよ。