立川談志
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法律はお互いの信頼関係における裏切り。
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勝手に生きよう。
修業とは矛盾に耐えることだ。
人間という不完全な生物が生まれ、知恵を持っていたから火をおこし、雨風を防ぎ、絶滅せずにきた。そのうち好奇心が芽生え、いい好奇心を文明と呼び、悪い好奇心を犯罪と呼んだ。いいも悪いもそれが人間の業じゃねえか、しょうがねえじゃないと肯定してくれる非常識な空間が悪所といわれる寄席であった。
クソを喰らって西へ飛べ。
幸福の基準を持て。
「怒りとは共同価値観の崩壊」怒りは、相手の寛容さに対する誤認。
家の塀を偉そうな顔して猫が通りやがる。不愉快だ、空気銃で撃て。ただし殺すな。重傷でいい。
己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げ行為、これを嫉妬というんです。一緒になって同意してくれる仲間がいればさらに自分は安定する。本来なら相手に学び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。芸人なんぞそういう輩の固まりみたいなもんだ。だがそんなことで状況は何も変わらない。
馬鹿とは状況判断のできない奴のことをいう。
煙草をやめるなんてのは、意志の弱い奴がすることです。
2
田中というのは日本の安定です。だから日本の安定の田中を切るんじゃない。
癌は未練の整理にいい。
このまま行くと落語が能や狂言と同じ道を辿るのは確かなようである。
一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。
学問とは貧乏人の暇つぶし。
型ができてない者が芝居をすると型なしになる。メチャクチャだ。型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。どうだ、わかるか?難しすぎるか。結論を云えば型をつくるには稽古しかないんだ。
3
幸運な人生の人には敗者、弱者の心情はわからない。
おれが死んだら、喜ぶやつがいっぱいいる。
人間は自分を安心させるためにいろんなところに帰属するし、他人を見る時どこかに帰属させることで安心します。
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