国民のための政治がやりたいだけだ。蟷螂の斧と笑わば笑え。

確かにノーというのは勇気がいる。しかし、逆に信頼度はノーで高まる場合もある。ノーとイエスははっきり言ったほうが、長い目で見れば信用されるということだ。

自民党の為ではありません。国民の為なんです。

皆さん！自民党は何やってんだと！自民党はいつまで政権を握っているんだと！まあ、いつもいつもねえ、何でも自民党が悪いと、そう云われているのであります！でも、ま、これはねぇ、皆さん。酒癖は悪いが、働き者だから亭主は代えないっていうおっかさんの気持ちと、同じだわねぇ。

失敗はできるだけしたほうがいい。骨身にしみる。人を見る目ができてくる。

皆、僕のことを逆境に強いと言うが、必ずしもそうでない。ただ、逃げ出すことはしないということだ。じっとしていて、吹雪のときはしばし待つ。雪は人間を全部、運命論者に変える。

世の中は、白と黒ばかりでは無い。敵と味方ばかりでもない。その真ん中にグレーゾーンがあり、これが一番広い。そこを取り込めなくてどうする。天下というものは、このグレーゾーンを味方につけなれば、決して取れない。真理は常に中間に有りだ。このことを知ることが大事だ。

世の中で1番勉強してるのは誰だ、田中角栄である事を認識せよ。

どんな境遇におかれて辛い思いをしても、天も地も人も恨まない。

いくら財政再建を叫んでも、石頭ばっかり揃っていたのでは、いつまでたっても財政再建は出来ない。

私はかつて、人の悪口を言ったことがあるか！誰か一度でも人の悪口を言ったのを聞いたことがあるか！私は一度もない。

法律を使うのは人間である。人間が使えないような法律は、法律ではない。

お前がこれから会う相手は、大半が善人だ。こういう連中が、一番つらい、切ない気持ちになるのは、他人から金を借りるときだ。それから、金を受け取る、もらうときだ。

他人のことをとやかく言う前に、まず自分の頭の上のハエを追ったらどうだ。自分に問題はないのかということだな。

まず、身内を知ることに神経を使え。身内のこともよく知らないで、一人前の口をきいてはいけない。自分の物差しばかりで物を言うなということだ。

話をしたいなら、初めに結論を言え。理由は、三つに限定しろ。世の中、三つほどの理由を挙げれば、大方の説明はつく。

私は小学校高等科の卒業である。しかし、いささか仕事のコツはしっている。われと思わん者は、遠慮なく大臣室へ来てくれ。上司の許可は要らない。何でも言ってくれ。できることはやる。できないことはやらない。すべての責任は、この田中角栄がとる。

自分の物差しは引っ込めて黙って汗を流せ。いいところは人に譲ってやれ。損して得取れだ。人にも好かれる。

皆さん、政治というものは国民全体のものなんです。

ブレジネフ書記長は下から叩き上げてきた人だ。叩き上げた人は統率力もあるし、包容力もあるし、周りを大事にする。...ものごとを知っている人は怖さを知ってるわけだから、無茶なことはしないものだ。

政治というものは、国家の威信というよりも、国民の威信を守りつつ、列国に伍していかなければならんのだから。ほかの国がみんな飢饉で困っておっても、まず、わが国だけは餓死者を出さない。みんなにメシを食わせる。これが政治にとって最大の課題になるわけだな。