田中角栄の名言
田中角栄の名言。全167個。
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政治家は発言に、「言って良い事、悪い事」「言って良い時、悪い時」「言って良い人、悪い人」に普段から気を配らなければならない。
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自分が今のところまで来たのは、自分から求めるよりも、周りから支えられたものに忠実だったから...と云った方が当たっている。与えられた仕事に全力を尽くすことが、新しい場面を開く結果になるものだ。
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自分の物差しばかりでものを云っちゃいかんということだ。世の中には、人の為に働かないで、文句ばかり言う横着な人間が少なくない。こういうのはダメだ。使いものにならない。
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北方領土は、いっぺん向こうが取ったものだから、簡単に返せというだけじゃ返すものか。買えばいい。お金だよ。シベリア開発にこっちが注ぎ込んで、その見返りで取り返せばいい。
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ロッキード事件というトラバサミにかけられた。足をとられた方が悪いのか、トラバサミを仕掛けた方が悪いのか、それは後世の学者が判断するもの。私は断じて何もしておりません。
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戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。平和について議論する必要もない。だが、戦争を知らない世代が政治の中枢になった時はとても危ない。
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この世に絶対的な価値などはない。ものはすべて比較だ。外国人は物事を白か黒かと割り切ろうとするが、娑婆はそれほど単純じゃない。黒と白との間に灰色がある。どっちとも言えない。真理は中間にある。
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確かにノーというのは勇気がいる。しかし、逆に信頼度はノーで高まる場合もある。ノーとイエスははっきり言ったほうが、長い目で見れば信用されるということだ。
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偉くなるには大将のふところに入ることだ。大将は権力そのものだ。だから、そのふところに入れば、あらゆる動きがすべて見える。それがわかればムダな手間がはぶかれ、ボタンのかけ違いもなくなる。
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身内のことを知りなさい。身内のことも知らないで一人前の口をきくな。そして身内のために汗を流せ。損して得を取れ。手柄は先輩や仲間に譲れ。そうすればお前、めんこがられて、好かれるぞ。
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人の喜び事はとくに励ましてやる必要はない、本人が幸せなんだから。むしろ苦境、悲しみのさなかにあるとき、力になってやるべき。
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仕事をすれば、批判、反対があって当然。何もやらなければ、叱る声も出ない。私の人気が悪くなったら、ああ田中は仕事をしているんだと、まぁこう思っていただきたい。
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政治家たるもの、国会で国政に携わる者は、全てのことは無理にしても、一つや二つ、誰にも負けない専門分野を持たなくては、国家国民のための政治家にはなれん。
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政治家になると思っていなかった。日曜日に釣りに行って、ああ川の流れがきれいだし、景色もまたいい。それで、ついそこに住まいを構えて魚屋になってしまった。そんな感じで政治家になってしまった。
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私にはいつまでも引きずっている余裕、時間などはない。物事は淡々と処理する。叱っても、5分もすれば忘れている。トイレの水に流して終わりということだ。
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好むと好まざるとに関わらず、たたなければならない時がある。総理という職責は、なりたいと思ってもなれない。なりたくないと思っていても、やらなければならない時があるんだよ。
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人生は、すべて「間」だ。お前みたいに一本調子、直進しようとするだけでは何も前に進まない。「間」の取れない奴はどうしようもないぞ。
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僕は運だけでここまで来た。人間の一生というのは、結局、運だ。実力があり、いくら自分が自負してもダメなものはダメ。努力、努力。努力と根気と勉強。こういったものが、運を捕らえるきっかけになる。
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保護貿易主義にあぐらをかいては駄目。工業製品は全て自由化する。関税は思い切って引き下げる。日本は自由化に十分対応できる。
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赤坂、柳橋、新橋でも、料亭の女将で店を大きくするのはどんな奴かわかるか。仲居上がり、女中頭あがりだ。芸者や板場を立てて、見事に大きくする。ダメなのは芸者上がり。
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医者だって、ノミのキンタマばかり研究しおって医学博士になっても一人前とは言えん。全てのものを総合的に判断できて、正しい処方箋とならなきゃだめだ。
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人間誰しも、若いときはみな偉くなりたいと思うもんだが、簡単にはなれない。経験も知識も素養も無くてしゃべっているのは、バカ騒ぎを繰り広げているだけで、しまいには誰も相手にしなくなる。
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馬鹿も休み休み言え。総理が政治で動いてたまるか。そんな心配する前に、お前等はまず国家にとって人材となることを考えろ。政策の勉強をする方が先だろう。
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ブレジネフ書記長は下から叩き上げてきた人だ。叩き上げた人は統率力もあるし、包容力もあるし、周りを大事にする。...ものごとを知っている人は怖さを知ってるわけだから、無茶なことはしないものだ。
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保険は人が死なないうちに、事故が起こらないうちに掛けるものだ。保険には掛け捨てというものもある。日本人も生き延びるために保険の掛け捨てを考えなくちゃいけない。本当だよ。
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私はメシも仕事も早い。一生の間、理想を追っても結論を見いだせないような生き方はキライだ。すべてのことにタイム・リミットを置いて、可能な限りの努力をするタイプなんだ。
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戦争を知っているやつが世の中の中心である限り、日本は安全だ。戦争を知らないやつが出てきて、日本の中核になったとき、怖いなあ。しかし、勉強してもらえばいいやな。
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政治とは自分たちがメシが食えない。子供を大学にやれない状態から抜け出すことを先決に考えねばならん。理想よりも現実だ。政治とは何か。生活である。
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とにかく、人の悪口をいったり、自分が過去に犯した過ちを反省せずに、自分がすべて正しいとする考え方は、国のなかでも外でも通用しない。そういう考えの人には一人で山の中に住んでもらうことだよ。
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後代の日本人の為により良い日本が造れる政策があるなら、いくらでも採用致します。そうでなくてどうして政治の責任を果たせるのでありますか。
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困難な問題を解決するのは国民全体が考えて、三人寄れば文殊の知恵、1億も寄って日本の地価問題が解決できないはずはありません。
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相談を受けたら、結果を曖昧にするな。できないものはできないで、ハッキリ言ったほうがいい。結果はどうあれ、真剣に耳を傾けてくれたことで相手に感謝される場合が多い。
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政治家、リーダーというものは、最後は51%は公に奉ずるべき、私情は49%に止めておくべきだ。公六分で決断した場合、仮に失敗しても逆風をかわすことができる。私情優先では、同情の生まれる余地はない。
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私が田中角栄だ。ご承知の通り小学校高等科卒だ。諸君は天下の秀才ぞろいで、財政のエキスパートだ。しかし、私は素人ながらトゲの多い門松をくぐってきたので、実地の仕事の要領は心得ている。
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議員は一人というものの、この背後には15万5千人の国民大衆があって、議員一人の発言は、まさに国民大衆の血の叫びなのであります。
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田中の日本列島改造などというのは、ありゃ駄目だと。駄目だと言うなら、それなりのいい案を出しなさいッ。そう言ってるではありませんか。
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最近の議員の資質はなかなかの優等生だが、独創性、エネルギー、統率力といったものが欠けている。内外の情勢は教授会のような議論は許さないんだが。
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地価の問題にしても、建物を二階建てから六階建てにすれば、地価は三分の一に下がったことになる。十階建てにすれば、五分の一に下がったことになる。発想の転換、逆に考えてみればいいんです。
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決断力は、情報力によって支えられる。単なる直感だけでは、見通しを誤る。新聞代が月2、3千円というのは安い。あれだけの情報が詰まっているのだから、1万円でも安いものだ。
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世界の国々の中で、わが国だけが教育の目標、基本、基準をはっきりとさせていない。最大の問題だ。特に、教育に政治を持ち込み、混同させた。
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お前がこれから会う相手は、大半が善人だ。こういう連中が、一番つらい、切ない気持ちになるのは、他人から金を借りるときだ。それから、金を受け取る、もらうときだ。
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皆、僕のことを逆境に強いと言うが、必ずしもそうでない。ただ、逃げ出すことはしないということだ。じっとしていて、吹雪のときはしばし待つ。雪は人間を全部、運命論者に変える。
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世の中には、会って話をし、付き合えば、その人間がよくわかるのに、知らないまま食わず嫌い、毛嫌いしている場合が多い。互いに自戒すべきことだよ。
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メシ時になったら、しっかりメシを食え。シャバにはいいことは少ない。いやなことばっかりだ。それを苦にしてメシが食えないようではダメだ。腹が減って、目が回って、大事な戦はできん。
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野党は政策を競うのではなく、取引ばかりしている。労働組合のやり方が蔓延している。日本政治の最大の問題は野党が無いことだ。
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内閣はできたときに最も力がある。会社の社長も同じ。力のあるうちに、できるだけ早く、大きな仕事をやるべきだ。熟慮断行もヘチマもあるものか。
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一年半ばかり前はだいぶ週刊誌などで評判が悪かったんですが、この前の選挙で22万票という大量の得票を得ましたら、その日から日々、人気上昇中というのが私です。
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悪口を呑み込んだことで、やがて時期が来て互いの利害損得が一致したとき、再び手を握れる余地が生まれる。人脈は、こうして広げていく部分もある。
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何事も相手に対して手を抜くな。誠心誠意、全力投球で向き合うことだ。それが最大の気配りということだ。真の信頼関係はそうした中から生まれる。
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私が大切にしているのは、何より人との接し方だ。戦術、戦略ではない。会って話をしていて安危感があるとか、自分のためになるとか、そんなことが人と人を結びつけると思っている。
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政治家にはオール・オア・ナッシングというものはない。まず最善手を目指し、一方で次善、三善の策を考える。すべてのリーダーの心得でもある。
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50歳を目安に、とにかく地道にひたすら勉強、努力するしかない。そういう中で、自然に風格も人脈もできてくる。ダメな奴は、そこまで。上へ行く奴は、そのあたりで決まるのだ。
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まず、身内を知ることに神経を使え。身内のこともよく知らないで、一人前の口をきいてはいけない。自分の物差しばかりで物を言うなということだ。
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周りでは私のことをとやかく言っている奴がいる。まあ、人間社会では当たり前の光景だ。悪口にいちいち怒っていたら身が持たない。煮えくり返っても、放っておいたほうがプラスになる場合が多いものだ。
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議員というものは、努力、勉強すれば、大臣、幹事長まではなれる。しかし、総理総裁となるとそういうわけにはいかない。それは運による。
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ワシの演説を、皆、楽しんで聞いてくれるが、じつは話に信頼感があるからだ。ここでの信頼とは何か。数字をキチンと示すことにある。数字と統計、これに優る説得力はないということだ。
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冠婚葬祭、重視したいのは結婚式より葬儀だ。結婚式で楽しく浮かれているのはあと回しにしておいてもいい。人の悲しいときにこそ、できるだけ心を配ってやって当然だ。