心配性の僕は企画を成功させるに当たり、「こうはならないようにしようね」という考えをメンバーに伝えます。それは僕の経験則から出る言葉ですが、例えば、「うまけりゃうれるべ市。」では、「売ることが目的だけど、それを目的だと思いすぎてはいけない。おいしくなかったら売れないよということを、最初から分かっておかなければいけない」と乗組員に伝えました。
糸井重里
糸井重里のその他の名言
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プロジェクトを育てるには、1つのモデルケースを作って進めることが非常に大事。新規事業はモデルがないと、本気にされにくいですが、具体例があれば、次につながる話ができる。
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自分の意見が方向転換させられたときこそが、組織にとって、「一番いい方法」にたどり着く兆しだ。本当は、そういう話し合いが一番クリエイティブで面白いはずだと、ぼくは思ってきた。
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「覚悟の形が柔らかい」と、思いもよらぬ状況に陥った時にも幅広く柔軟に対応できる。強い力で束ねると身動きが取れず苦しくなり、結果、いいものが生み出せないもの。
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理想は、誰かに役立つようなやりがいと利益が矛盾なく結びつけばいい。こうしたテーマの追求こそ、今後の企業のあり方を示唆するように感じます。
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僕は、商品や物販もモノの形をしたコンテンツだと考えています。書籍は紙を買っているわけではなく、中身や内容を買っています。すべてのものが楽しむためのコンテンツなのです。
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「僕が売ったら売れますよ」というやり手の営業マンは、ほぼ日では要らないんです。現に、ほぼ日は、書籍以外は営業担当がいません。それは、「商品自体が営業マン」と考えて作っているから。