「ほぼ日」創刊時は、そこでモノが売れるとは考えていなかったです。ただ、最初からインターネットはビジネスになるとは思っていました。銀座の4丁目の角に自動販売機を置いたら、それだけで食っていけますよね。おでん屋でも花屋でも何でもいい。重要なのは銀座4丁目にあるということです。大事なのは「人のにぎわい」。人が、その街に行きたくなる理由があるかぎり、何をしたらよいかわからなくても、食う道はあると思っていました。
糸井重里
糸井重里のその他の名言
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自分たちが本当にやりたい、面白いと思えることを大真面目に追求したコンテンツや商品、イベントだからこそ、周囲から支持していただいている。
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仕事道具に関しては、皆「使いこなしたい」と言い過ぎる気がしますね。使いこなさなければという義務感になると手帳の奴隷になり、毎日が楽しくなくなるんじゃないかな。
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「何か言ってごらん」と促されて言うことと、本当に感じていることとは、別なんです。見極めが難しいけれど、本当に感じていることでないと意味がない。
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被災地から発信するからどんなものでも売れるわけではない。厳しいことを言うようですが、最初は同情で購入してくれたとしても、それは長く続かないんです。やっぱり人は満足するものにお金を払いたいから。
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最初、いやいややっていたことでも、なにかの拍子に「好き」になると、もっとやりたくなっちゃうんですよね。なんなんでしょうね、「好き」ってねぇ。
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商品開発について考えてないわけじゃないけれど、考えてないに等しいかもしれない。ただ、僕はユーザーとしての練習は絶えずしています。
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「食う」ことへの執着。「食える」ということが、全力を尽くさないとできないことであるという気持ち。そういうものが、あるかないか、これこそが問題なのだ。