無心に物事に取り組み続けると、与えられた仕事や目標に対する「やらされ感」が薄まってきます。人はどうしても、与えられた仕事や目標に対して、「なぜ、私がこんなことを……」といった不満を抱きがちです。しかし、目の前の仕事に没頭することができれば、自分なりの試みを楽しんで行うことができるようになります。
枡野俊明
枡野俊明のその他の名言
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なすべきことをやっているとき心は充実しています。余計なものが入りこんでくる隙がないのです。それをしていないから心に不安という余計なものが入ってきてしまう。
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他人の評価ばかり意識し、今をおろそかにしては、未来の高い評価にはつながりません。今すべきことにコツコツと努力し、未来の成果につなげてほしい。
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何事も好嫌、優劣、勝負と白黒をつけるのも問題です。仏教は中道といって、黒白を決めません。干渉せず、お互いに成り立つようにグレーでいきましょうというのが仏教のスタイルです。
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病気は「気の病」と書くように、心と深く関係しています。心は、肉体にさまざまなかたちで表れてきます。次々と新しいことにチャレンジしていく人は、どれだけ忙しく働いても、見た目にも疲れを感じさせません。
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どんな仕事にも、見落としてはならない大切なポイントがあります。私は「へソ」と呼んでいますが、経験を積むほど素早くヘソをつかめるようになります。
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もし、周囲に学歴で評価する人がいるなら、器が小さい人だと思えばいい。ありのままの自分を受け入れ、自分の尺度で考えましょう。
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禅の考え方の基本は、マイナスなものをプラスに転じて考えるということでもあります。無理難題を押しつけられたと受け取るか、乗り越えて成長するチャンスととらえるか。
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オフィスで考え込んでもアイデアが浮かばないときは、気分転換に出かけるのが一番です。屋上で深呼吸し、運動する。公園を歩き、自然に触れる。そうやってぐーっと狭まった思考を広げるのです。
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課題に対して必死に努力できるときは、自分のやる気など意識することはありません。要は、どれだけ主体的になれるかにかかっているのです。
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背中が丸く覇気がない人と、若々しく自信があるように見える人では、どちらと一緒に仕事をしたいでしょうか。疲れが顔に出ると、ビジネスにおいてもプラスに働きません。