この世にあなたと同じ人間はいません。同僚と成績を比べても意味がないのです。禅では、他と比較して心をとらわれることを「妄想」といいます。大きな成果は、我を忘れて仕事に没頭した「莫妄想」のときに得られるもの。自分が主体となり、いわば自分の色に仕事を染めることができた結果です。
枡野俊明
枡野俊明のその他の名言
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生きるうえで「悩み」はつきものです。まったく悩みのない人生などあり得ません。生きるということはすなわち悩みと共に歩くことなのです。
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遺産相続などの「相続」という言葉はもともと仏教用語です。師の教えを次の代に受け継いでいくという意味です。金銭やモノではなく、師からの教えを伝えていったのです。
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立場を変えて見れば相手の意見も正しいと思えるかもしれず、自身の論点とのズレも発見できるかもしれない。そうすれば、聞く耳を持ち、場を読む目も必要だと思えるはずです。
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部下と飲みに行って職場の上下関係を持ち出すと煙たがられます。相手のためにアドバイスしたいと本気で思うなら、会社での立場を離れて接することです。
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物事がなんとなくうまくいかないとき、負の気分を変えたいときなどには朝の掃除をお勧めします。身の回りがきれいになると、誰もが「ああ、気持ちいい」と、すがすがしい気持ちになるはずです。
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一生懸命に考え工夫すれば、何かしら方法は見つかるはず。人間、窮地に追い込まれると頭を使いますから、知恵を振り絞ればいい。
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自分と合わない部分があると思うなら、それはそれでいいのです。合わない部分は真実として受け止め、合う部分に焦点を当てて接するだけでも、苦手意識は軽減するはずです。
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掃除は心を整えるためのスイッチ。何も考えず、ただ一心に掃除に打ち込む時間を持てば、くよくよした気持ちも拭い去られるはず。
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頭に血が上りそうなことを言われたら、へそから75mmほど下の丹田に力を入れて呼吸し、「ありがとさん」と3回唱えてみてください。不思議と気持ちが少し収まり、感情的な発言をせずに済むはずです。