以前は僕も、アイデアとは自分の頭の中から捻り出すものだと思っていました。しかし、そうではないんだと分かってきた。僕のような何かをデザインする仕事だと、必ず対象があり、相手から依頼されます。すると、その依頼相手の中に大抵、答えがあるんです。僕がアイデアをゼロから考えるのではなくて、実は答えは目の前にあって、よく見れば自然に見えてくるという感覚ですね。
佐藤可士和
佐藤可士和のその他の名言
-
アイデアは、そもそも自分1人で考えなくてもいい。みんなで肉づけしていくというか、魅力的なアイデアにしていくと考えれば随分、楽になります。
-
僕の仕事は言いにくいことを言わなきゃいけない仕事ですから、顧客をリスペクトすることが必要です。ビジネスを一緒にやるわけですから、基本的に尊敬しあっていないと、突っ込んだことを言うことができません。
-
現実の社会はドーッと流れ、その中に無数のものが点在している。扱うべき企業やブランドに対して、何がどういう距離にあるかをまず把握しないと、ブランディングはできません。
-
ブランド戦略イコール経営戦略だし、ブランディングは経営戦略の一翼を担う。私自身、コミュニケーション領域では経営にかなりかかわっている。
-
「一般的にはそう言われているけれど、それは今も通用するのか、本当なのか」と再検証する「視点」を持つことが重要。前提を疑い、再検証することで、アイデアを考え始める土台ができます。