稲盛和夫
1
常に明るさを失わず努力する人には、神はちゃんと未来を準備してくれます。
4
今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる。
2
バカな奴は単純なことを複雑に考える。普通の奴は複雑なことを複雑に考える。賢い奴は複雑なことを単純に考える。
新市場を創造するのは才覚にあふれた経営者だが、人格を兼ね備えたリーダーでないと企業は統治できない。
3
人々を幸福にすることを働く目的にしている限り、現状に満足することはありえない。
人を動かす原動力は、ただ一つ、公平無私ということだ。天賦の才を決して私物化してはならない。むしろ、謙虚に、集団のためにその才能を使うべきなのだ。誰かと議論を行う際は、初めに相手の立場を考え、相手を思いやることのできる心の余裕が必要だ。そうすれば、互いの相違を乗り越えた、本当に建設的な議論ができる。
厳しい環境が否応なく私を変えてくれ、生きる道を教えてくれた。
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瞬間瞬間を充実させ、小さな一山ごとに越えていく。その小さな達成感を連綿と積み重ね、果てしなく継続していく。それこそが一見、迂遠に見えるものの、高く大きな目標にたどり着くために、もっとも確実な道なのです。
リーダーと現場の従業員が、日々の仕事の中で、採算を高めようとして努力することが、会社全体の採算を向上させていくのである。
企業の根幹がズレたらガタガタになる。
経営者が自分を犠牲にしてでも従業員の待遇を良くしてやるとか、お客さまを大事にするとか、そういう心があれば、必ず従業員もお客さまも会社を大事にしてくれる。
上司から指示された仕事を我が事にしてしまい、創意工夫を加えながらその仕事の範囲をどんどん拡大していけば、やれることは無限にあると同時に、いくつもの壁が立ちはだかってくることがわかります。営業ひとつとっても、「お前はこのテリトリーをやっておけ」と指示されて、そのとおりのことしかしない人は成長できませんが、決められたエリア内を深掘りしようと思えばいくらでも工夫はできます。そうすることによって仕事はいくらでも広がっていき、そして広げれば広げるほど、苦労は増えていくのです。頭角を現わしてくる人間は、みなそうやって「苦労を買っている」わけで、そのなかで揺るぎない信念が養われていくのではないでしょうか。
ひとつのことを究めることは、すべてを理解することなのです。すべてのものの奥深くに、真理があるのです。
平凡なことを完璧にやり続けることで胆力がつく。
今の規模でいいと思った瞬間に成長はなくなる。
今、この瞬間が未来につながり、未来の結果を左右する。
ここで生きていかざるをえないなら、これ以上、不平不満をいっても仕方ない、逆境に耐える努力をしよう。
「利益」とは追うものではありません。売上を最大に伸ばし、経費を最小に抑える努力を継続して行うことによって、利益は自然についてきます。すなわち、利益とは、たゆまぬ努力の結果として生ずるものなのです。
製品には、つくった人の心が現れる。粗雑な人がつくったものは粗雑なものに、繊細な人がつくったものは繊細なものになる。「製品の語りかける声に耳をすます」くらいに、繊細で集中した取り組みで、製品をつくり上げるようにしなければならない。
子供時代を過ごした鹿児島で、「若かころの難儀は買うてでもせい」とよくいわれたものです。いま振り返ってみると、まさに至言だと思います。信念とは苦難のなかで養われるものであり、そういう意味では、天が自分に苦しい状況を与えてくれたことに感謝しています。
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