稲盛和夫
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モチベーションを持てるよう努力するとき、自分の就いた仕事について、努めて「好き」になるのが一番いい方法。
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ひとつのことを究めることは、すべてを理解することなのです。すべてのものの奥深くに、真理があるのです。
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平凡なことを完璧にやり続けることで胆力がつく。
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人間は大きな命題を持って生きるべきなんです。そして命題を持てば、生き方はおのずと変わってきます。
「利益」とは追うものではありません。売上を最大に伸ばし、経費を最小に抑える努力を継続して行うことによって、利益は自然についてきます。すなわち、利益とは、たゆまぬ努力の結果として生ずるものなのです。
ビジネスを成功させるためには、夢を抱いてその夢に酔うと言うことがまず必要だ。夢に酔っていればこそ、それを実現させる情熱が湧いてくる。もちろん、実際に事業に着手したら、理性的に判断し、リスクを未然に防ぎ、具体的な方策について考え尽くし、仕事を成功に導くようにしなければならない。
子供時代を過ごした鹿児島で、「若かころの難儀は買うてでもせい」とよくいわれたものです。いま振り返ってみると、まさに至言だと思います。信念とは苦難のなかで養われるものであり、そういう意味では、天が自分に苦しい状況を与えてくれたことに感謝しています。
真の革新者たちが新しい世界を切り開き、開拓することができるのは、彼らが経験豊富であるからではなく、また常識があるからでもありません。それは彼らが本当に崇高な人間の本質を知っており、基本的な原理原則に基づいて判断を下すからなのです。
目的に向かって進んでいく人、挫折を重ねていく人、そして、だらだらと一生を終えてしまう人の一番大きな差は、願望の強さなのです。
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「誰にも負けない努力」を続けない限り、大きな成果は期待できない。人並み以上の努力をせずに、大きな成功を収めるということは絶対にない。
高く自らを導いていこうとするならば、あえて障壁に立ち向かっていかなければならない。その際、一番の障壁は、安逸を求める自分自身の心だ。そのような自分自身に打ち勝つことにより、障壁を克服し、卓越した成果をあげることができる。
航空業界ほど不安定な業界はないと思っています。例えば、天候が悪かったり、地震が起きたりしても需要は落ち込みますし、世界的な景気変動の影響も、まともに被ってしまうのが宿命です。突発的にいろいろなことが起こって経営が左右されてしまう不確実な業界なのです。ですから、私はたとえ再建がうまくいって、今は経営が順調でも決して安心はできないと思っています。
常に明るさを失わず努力する人には、神はちゃんと未来を準備してくれます。
今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる。
バカな奴は単純なことを複雑に考える。普通の奴は複雑なことを複雑に考える。賢い奴は複雑なことを単純に考える。
新市場を創造するのは才覚にあふれた経営者だが、人格を兼ね備えたリーダーでないと企業は統治できない。
人々を幸福にすることを働く目的にしている限り、現状に満足することはありえない。
人を動かす原動力は、ただ一つ、公平無私ということだ。天賦の才を決して私物化してはならない。むしろ、謙虚に、集団のためにその才能を使うべきなのだ。誰かと議論を行う際は、初めに相手の立場を考え、相手を思いやることのできる心の余裕が必要だ。そうすれば、互いの相違を乗り越えた、本当に建設的な議論ができる。
厳しい環境が否応なく私を変えてくれ、生きる道を教えてくれた。
瞬間瞬間を充実させ、小さな一山ごとに越えていく。その小さな達成感を連綿と積み重ね、果てしなく継続していく。それこそが一見、迂遠に見えるものの、高く大きな目標にたどり着くために、もっとも確実な道なのです。
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