稲盛和夫の名言
稲盛和夫の名言。全319個。
-
どんな分野でも成功する人は、自分のやっていることに無上の喜びを感じ、惚れ込んでいる人だけです。自分の仕事に惚れなければ、絶対に成功しません。素晴らしい仕事などできるわけがないのです。
-
思いは必ず実現する。それは、人が「どうしてもこうありたい」と強く願えば、その思いが必ずその人の行動となって現れ、実現する方向に自ずから向かうからです。
-
安易に近道を選ばず、一歩一歩、一日一日を懸命、真剣、地道に積み重ねていく。夢を現実に変え、思いを成就させるのは、そういう非凡なる凡人なのです。
-
私たちは決して苦痛や悩みから解放されることはありません。しかし最悪の場合さえも明るさを失わず、明日に希望をも持つように努力することは出来るのです。
-
どんな仕事でも喜んで引き受けてください。やりたくない仕事も、意に沿わない仕事も、あなたを磨き強くする力を秘めているからです。
-
つまらないように見える仕事でも、粘り強く続けることができる、その「継続する力」こそが、仕事を成功に導き、人生を価値あるものにすることができる、真の「能力」なのです。
-
誰もが、宇宙のため地球のために必要だから生まれてきた。世のため人のためにあなたの存在が必要だった。従って世のため人のために尽くすのが人生の目的なんだ。才能を私物化してはいけない。
-
ある時、劣等感にこり固まらずに、自分の欠点を素直に受け入れ、それを克服する努力をしようと決心しました。そうすれば、挫折感を味わうこともないと考えたのです。
-
人生長丁場、好きな仕事でないと長続きしません。しかし、まだ年端もいかない君が好きな仕事と思うのは、どんな仕事なんだい?それが本当に好きな仕事なのかい?
-
物事をあるがままに見て、さらに自己犠牲を払ってでも成し遂げようという心構えができていれば、結局は克服できない問題などないのです。
-
20代や30代のときには、どんなことでもいいからとことん突き詰めて究めることが大切だ。ひとつのことに精魂を打ち込み、どんなことでもいいから確信となる何かを得ることだ。
-
人生というドラマにおいては、自分を主役にして脚本を書いた人と、目的意識もなく惰性で生きた人とでは、たいへんな違いができるのです。
-
現代社会では、物事を科学的に解釈することばかりに重きを置き、「よき人間、よき世の中をつくっていくためには、どういう考え方をし、いかなる哲学を樹立したらよいか」というところが忘れられているのではないか。
-
神様が手を差し伸べたくなるほどに、一途に仕事に打ち込め。そうすれば、どんな困難な局面でも、きっと神の助けがあり、成功することができる。
-
私の成功の理由は、才能は不足していたかもしれないが、人間として正しいことを追求するという、単純な、しかし力強い指針があったということです。
-
物事の判断にあたっては、つねにその本質にさかのぼること、そして人間としての基本的なモラル、良心にもとづいて何が正しいのかを基準として判断をすることがもっとも重要である。
-
私はつれづね利己ではなく「利他」が重要だといっていますが、簡単に妥協してしまう人は利己的な人が多い。残念ながら、日本企業のリーダーにはこのことを自覚できている人が大変に少ないと思います。
-
リーダーは、常に謙虚でなければならない。謙虚なリーダーだけが、協調性のある集団を築き、その集団を調和のとれた永続する成功に導くことができる。
-
採算を向上させていくためには、売上を増やしていくことはもちろんであるが、それと同時に製品やサービスの付加価値を高めていかなければならない。
-
仕事において何かを成し遂げようとするときは、つねに理想の姿を描くべきです。また、その理想を実現していくプロセスとして、「見えるまで考え抜く」ことが大切です。
-
「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」という京セラの経営理念を実現するには、どうしても高収益体質の企業にしなければなりません。
-
JALの再建で、私はあらゆる機会を通じて教育に全力を尽くしました。それが功を奏し、全社員が経営者意識を持って仕事に取り組んでいます。
-
リーダーは、まず無私の姿勢を明確にしなければなりません。そして、自分の集団のために意義のある目標を立て、自らもそれに向かって進んでゆくべきなのです。
-
自分の個人的利益を優先するか集団の利益を優先するかの選択を迫られた場合、常にためらうことなく集団の利益を優先させることが、リーダーとしての基本的な道徳的義務なのです。
-
部下がどのくらいプロジェクトに対して情熱を持っているかを知り、部下が情熱で燃え上がるまで自分のエネルギーを注ぎ込むこと、これがリーダーとしてもっとも重要な任務です。
-
これが正しい道だと固く信じているのであれば、その道がどんなに険しかろうと、どんな悪天候に遭遇しようと、その道をまっすぐ頂上まで登るべきです。安易な道はたいていの場合、ゴールへ導いてくれないのです。
-
強い願望を持ち、それがいつの日か実現できると心から信じていれば、困難な状況から抜け出し、目標を達成する方法を必ず見つけることができる。
-
仕事に就いて、最初からいい仕事にめぐりあえるわけではありません。まずは、自分に与えられた仕事を、明るさと素直さを持ち続けながら、粘りに粘ってやり続けることが必要です。
-
自己愛に終始した場合に悪をなし、他者を思うという愛に目覚めたときに善となる。善悪の分かれ目とは、自己を愛する「愛」と他を愛する「愛」のあいだにあるのです。
-
誰から見ても、どこから眺めても、立派だと言えるような高邁な志、目的意識がなければ、自分の持てる力のすべてを出し切ることも、周囲の人々から協力を得ることも、成功を続けることもできないのである。
-
心に善き思いを持ったとき、それは善き力となって出ていき、良き結果を連れて戻ってくる。一方邪悪な思いを抱けば、それは邪悪な力となって発現し、悪しき結果を引き連れて返ってくるというのです。
-
世の中が不況のときや、悪い実績が続いたりすると、このままでは倒産してしまうのではないかという否定的なことを思い、それを気に病む人がいる。しかし、そのようなことが心を占めていると、それが本当になる。
-
並み以上の誰にも負けない努力を続けていかなければ、競争がある中ではとても、大きな成果など期待することはできないでしょう。この「誰にも負けない」ということが、大切なことです。
-
「これが理想的であることはわかってはいるけれど、現実にはそんなことは不可能だ」と少しでも思ってしまったら、どんなことも実現することはできない。
-
ただの努力では、企業も人も大きく伸ばすことはできません。「誰にも負けない努力」こそが、人生や仕事で成功するための駆動力となるのです。
-
「利益」とは追うものではありません。売上を最大に伸ばし、経費を最小に抑える努力を継続して行うことによって、利益は自然についてきます。すなわち、利益とは、たゆまぬ努力の結果として生ずるものなのです。
-
どのような利益が数字の上で出ていようとも、安心して使えるのは手元にある自分のお金しかない。つまり、企業を発展させるため、新たな投資を可能にするものは、自分のものとして使えるお金以外にはない。
-
どんな困難があっても、それを乗り越え、成就するまでやり遂げようという強い意志が、体の奥底からわき出てくるような人でなければ、創造的なことをすることはできない。
-
困難に打ち克つには、エネルギーを集中させ、人間の潜在能力を引き出さなくてはなりません。それが人々を成功へと推しすすめていくのです。
-
完成品を作るには、九十九パーセントの努力では足りません。一つのミス、一つの妥協、一つの手抜きも許されない、百パーセントを目指す「パーフェクト」な取り組みがいつも要求されるのです。
-
最小の経費で最大の価値をつくり出し、結果として「付加価値」を最大にする。この活動を通じてアメーバは、つねに挑戦を続ける創造的な集団となる。
-
自分の利益や便宜、あるいは自分が他人の目にどのように映るかだけを考えていては、意義のあることを成し遂げることはできません。自他ともにその動機が受け入れられるものでなければならないのです。
-
人生の明暗を分かつものは、運不運ではなく、心の持ちようだ。苦しいときにこそ、明るい希望を失ってはならない。また、成功したときこそ、感謝の心、謙虚な心を忘れてはならない。
-
「大幅に値下げをしようと、何としても採算を出すのだ」という強い使命感を持ったリーダーの存在が会社の命運を分かつことになる。
-
根底に哲学がなければ、欲望を肥大化させ、ついには破滅してしまう。根底に哲学が、とくに「利他の心」が必要。自分たちだけが良ければいいのではなく、みんなか幸せになっていくというものでなくてはならない。
-
経営者は常にチャレンジし続けなければならない。さらには、先頭を走る経営者が倒れても、その精神を継承した社員が経営者の屍を乗り越えてチャレンジを続けていく、そのような企業風土をつくらなければならない。
-
人間には、自分で燃える「自燃性」、まわりから焚きつけられて燃える「可燃性」、まわりが燃えても燃えない「不燃性」の3タイプがある。
-
僕は航空業界について何も知らない素人です。僕が持ってきたのは2つだけです。ひとつはフィロソフィー、もうひとつは部門別採算制度です。
-
大きな判断を誤れば簡単に会社力破綻する時代です。かといって怖がって何もしなければ会社がジリ貧になっていくだけです。同じことを続けていくだけではリーダーとは呼べないでしょう。
-
人間の能力は未来進行形で発展します。たとえ今は実現できなくても、1年後、2年後に実現するつもりで努力を重ね、勉強をすれば必ず成長する。そのためにはまず、自分の能力が無限に発展すると信じることです。
-
厳しい場面や先の見えない状況に陥ることは、仕事人生の中で何度もある。会社の現状や社会の状況はどうあれ、目の前の仕事に対して一生懸命、全身全霊をかけて努力すべきだ。
-
哲学とは迷ったときに立ち返る原点のような役割を果たしてくれるもの。哲学とは人生観や価値観、「人間として何が正しいか」「人間はなんのために生きるのか」という自分なりの答えでいい。
-
俺を信じられないのは仕方がないが、辞める勇気があるなら、だまされる勇気を持ってくれないか。もし、おまえを裏切ったら俺を刺し殺していい。
-
人生は、心の中で強く思ったことが原因となり、その結果が現実となって表れる。だから考える内容が大切で、その思念に悪いものを混ぜてはいけない。
-
経営者を含め、全社員が同じ考え方を持つためには、誰から見ても正しいと思えるような哲学、それを私はフィロソフィと呼んでいますが、それが必要となる。
-
部下を叱ればいいというものではないし、褒めればいいというものでもない。経営者の目的は、組織を正常に機能させること。そのためには優しさと厳しさの両面が必要だ。
-
私は「値決めは経営者の最も重要な役目のひとつである」と常々いっています。なぜなら、売り手にも買い手にも納得を与える値段でなければ商売はなりたちません。そのためには絶妙の経営感覚が求められるのです。
-
いい商売、悪い商売があるのではなく、それを成功に導けるかどうかが重要。屋台を大きなフランチャイズチェーンに発展させる人もいるし、十何年屋台を引いても財産を残せない人もいる。
-
買収や合併とは、全く違う文化の違う企業が一緒になることであり、企業間の結婚のようなものである。したがって、最大限相手のことを思いやる必要がある。
-
人生には、近道や魔法の絨毯は存在しない。自分の足で一歩ずつ歩いていかなければならない。その一歩一歩がいつか信じられない高みにまで、私たちを運んでくれる。これが、夢の実現に至る、唯一確実な方法なのだ。
-
情熱は、成功の源となるものだ。成功させようとする意思や熱意、そして情熱が強ければ強いほど、成功への確率は高い。強い思い、情熱とは、寝ても覚めても、二十四時間、そのことを考えている状態だ。
-
リーダーの行為、態度、姿勢は、それが善であれ悪であれ、本人一人にとどまらず、集団全体に野火のように拡散する。集団、それはリーダーを映す鏡なのである。
-
利益を最大化することが大事や。それには、常に創造的な仕事を行うことで売上を最大化して、経費を最小化すること。そうすれば利益は最大化していくのや。
-
「思う」ということは、人間のすべての行動の源となっている。経営者が何かを強く心に「思う」と、まさにそのことが実現していく。
-
リーダーは右往左往して取り乱してはいけない。何が本物かということを、心眼を見開いてですね。ドーンと構えて、意見を聞くにしてもですね、自分の心眼を開いて聞かなければいけません。
-
経営は、信賞必罰でなければなりません。しかし、厳しい姿勢の陰に温かい思いやりが垣間見られるような、経営者の行動があってはじめて、従業員もついてきてくれるのです。
-
誰にでも誇りを持って話せるような、素晴らしい目的を持っていれば、恐れや罪悪を感じることなく、エネルギーのレベルを上げることができるのです。
-
私は、自分がそうであったように、「仕事に打ち込んで、世の中に役立ち、自分自身も幸せだった」と感じられる生き方が、時代がどう変わろうと、最終的にみんなが求めているものではないかと思います。
-
順境なら「よし」。逆境なら「なおよし」──。自分の環境、境遇を前向きにとらえ、いかなるときでも、努力を重ね、懸命に働き続けることが大切なのです。
-
目的に向かって進んでいく人、挫折を重ねていく人、そして、だらだらと一生を終えてしまう人の一番大きな差は、願望の強さなのです。
-
まだ誰も考えていない事、やらなかった事をやってみようと決心した時は、あれこれと難しく考えてはいけない。また予見をさしはさむのも良くない。よりシンプルに考えて挑戦してみる事だ。
-
経営というものは、経営者の人格の投影でしかあり得ない。そのため、人間として正しい判断基準を持てば、それは必ず経営の実践の場においても有効に機能するはずである。
-
利己にとらわれない正しい判断基準、価値観を持つことができるようになってはじめて、私たちは「足を知る」ことができ、心から「豊かさ」を実感することができるようになるのです。
-
お客様が納得し、喜んで買ってくれる最大限の値段。それよりも低かったらいくらでも注文が取れるが、それ以上高ければ注文が逃げるという、このギリギリの一点で注文を取るようにしなければならない。
-
啓示を受けるほどの切羽詰まった状況、真摯な態度からしか、真にクリエイティブなものは生まれてきません。素晴らしいアイデアを得ようとするならば、困難に真正面から取り組む姿勢が必要なのです。
-
美しい心を持ち、夢を抱き、懸命に誰にも負けない努力を重ねる人に、神はあたかも行く先を照らす松明を与えるかのように「知恵の蔵」から一筋の光明を授けてくれるのではないでしょうか。
-
人生はつまるところ、「一瞬一瞬の積み重ね」に他なりません。今この一秒の集積が一日となり、その一日の積み重ねが、一週間、一ヶ月、一年、そしてその人の一生となっていくのです。
-
計画の段階では、悲観的に構想を見つめ直す必要があります。悲観的とは、どのくらい難しいのかを慎重に、小心に考え尽くすことです。
-
企業が健全に成長していくためには、経営の状態を一目瞭然に示し、かつ、経営者の意志を徹底できる会計システムを構築しなくてはならない。
-
製造業におけるアメーバ経営では、ものづくりの基本となるすべての技術を社内に蓄積するためにも、できるだけ外注を使わず、社内に付加価値の高い一貫した生産ラインを構築すべきである。
-
必要に応じて組織を小さなユニットに分割し、中小企業の連合体として会社を再構成する。そのユニットの経営をアメーバリーダーに任せることによって、経営者意識を持った人材を育成していく。
-
会社経営の原理原則は、売上を最大にして、経費を最小にしていくことである。この原則を全社にわたって実践していくため、組織を小さなユニットに分けて、市場の動きに即座に対応できるような部門別採算管理を行う。
-
リーダーと現場の従業員が、日々の仕事の中で、採算を高めようとして努力することが、会社全体の採算を向上させていくのである。
-
会社が大きくなっていっても、事業の目的に沿って、独立採算が成り立つように組織を分ければ、中小企業の経営者のように経営者意識を持ったリーダーや社員が輩出してくる。
-
日本はバブル崩壊後、平穏な状態になりました。あまり悪くもならず、そのまま二十数年間経過した。しかし「可もなく不可もなく」じゃいかんのです。
-
揺るぎない信念はいかにして身につけることができるのかといえば、それは逆境のなかで辛酸を嘗めるような苦労を経験をすることでしか身につかないと、私は思います。
-
現在の日本はもちろん、アメリカなどを見ても、企業内で様々な不祥事が起こっています。人間として何が正しいのかという哲学をベースに経営を行なえば、このような不祥事は決して起きないはずです。
-
最初は勝算も何もなく、どうすれば良いかという策も持っていませんでした。JALという会社はどういう会社なのか、どんな経営陣が残っているのか、それらを知ることから手探りでやらなければならない状況だった。
-
トップがいくら優秀でも、下が忠実に決まったことを守りさえすればいいという経営手法は時代錯誤。トップの経営陣と同じようなマインドを持った従業員がどれだけいるかで、会社の強さは決まる。
-
成功する人と、そうでない人の差は紙一重だ。成功しない人に熱意がないわけではない。違いは、粘り強さと忍耐力だ。失敗する人は、壁に行き当たったときに、体裁のいい口実を見つけて努力をやめてしまう。
-
「これだけでも十分ではないか」という、足るを知る心によって初めて、人間は幸せを感ずることができる。そうすれば、今自分が生きていること、そのことに対しても心から感謝をすることができる。
-
思いが人生を形作ります。現在の自らの状況は、その人が思い続けてきた結果です。現状に満足していなくても、それはその人の思いの集積なのです。
-
私が創業した京セラは、もともとは中小零細企業です。私は、社員が希望を持てる会社にしたいという一心でやってきました。それには何が大事かというと「思い」です。それも非常に強い思いが必要になる。
-
リーダーという存在は、相手が聞く耳をもっていようともっていまいと、自分の信じるところを諄々と部下に説いていき、心から納得させなくてはならないのです。
-
「素直な心」「熱意」「努力」といった言葉は、あまりにプリミティブなために、誰も気に留めない。しかし、そういう単純な原理こそが人生を決めていくポイントなのだ。
-
「誰にも負けない努力」を続けない限り、大きな成果は期待できない。人並み以上の努力をせずに、大きな成功を収めるということは絶対にない。
-
安全なくして、この会社が存在するわけがない。安全は一番大事なんだ。だけど、その大事な安全を守るためにはお金がかかるだろう?だったら、安全を守るためには、利益も生まないと駄目なんだ。
-
お客様から「尊敬」されるようになれば、たとえ他の会社が安い価格を提示しても買って下さるだろう。商売の極意とはお客様の尊敬を得ることだ。売る側に高い道徳観や人徳があれば、信用以上のものが得られる。
-
私は、経営を学んでいく過程で、会計が現代経営の中枢と考えるようになりました。会社を長期的に発展させるためには、財務状況の実態を正確に把握されなければならないと気づいたのです。
-
早く言えば売上から費用を引いたものが利益だから、売上を最大にして経費を最小にすればいい。そうすればいろいろな種類の利益もすべて問題なく増える。
-
会社が大きくなってからシステムを作るのではなく、小さいころからしっかりしたシステムを作ったから京セラは大きくなれたし、大きくなっても大きな問題が起きなかった。
-
あなたの経営者としての値打ちは、その程度のものなんですか。売上に対して1~2%の利益を稼ぐことで満足しているのですか。社員の幸せのためにも、胸に手を当ててよく考えてください。
-
百年に一度という大変革期に巡り合わせたことを大変な幸運と思おうではないか。このチャンスを大事にして、成功に向けて一丸となって燃えよう。
-
意識の変化には、JALの社員が倒産という「死の淵」を覗いたことも大きかったでしょう。その恐怖心がなかったら、本気で意識改革をしようなどとは思わなかったかもしれません。
-
いまに西ノ京原町一になるな、原町一になったら中京区一や、その次は京都一やで。そして日本一までいったら世界一を目指そうな。
-
どんな逆境にあっても、今、目の前にある仕事に、不平不満を抱かずに一生懸命頑張っていくことが、その人の人間性を高めていく。その熱心な、必死な努力が、いずれ必ず自分の人生を開いていく元になる。
-
経営者が自分を犠牲にしてでも従業員の待遇を良くしてやるとか、お客さまを大事にするとか、そういう心があれば、必ず従業員もお客さまも会社を大事にしてくれる。
-
人間死ぬとき、地位も、名誉も、財産も持っていけない。あの世へ持っていけるのは自分の魂だけなんです。魂が生まれたときに比べ、どれくらい美しくなったかということが、最も重要と考えるようになりました。
-
できない理由を並べ立てる人がいる。これでは新しい事業を達成することはできない。何もないことを前提として、目標を達成するために必要な人材や設備、技術をどう調達するかを考えなくてはならない。
-
ひとつの分野だけではそのビジネスが苦境に陥れば会社が傾いてしまいます。そんな事態を避けるためには、会社を変革し事業を多角化していく必要がある。
-
社員を雇用しながら利益を出している良い状態は、言ってみれば空中に浮かんでいるようなものです。努力を怠ればあっという間に地に落ちてしまいます。当たり前のことです。
-
錐は力を先端の一点に凝集させることで効率良く目的を達成する道具。錐のようにすべての意識や神経を一つの目的に集中すれば、誰もが必ずことを成し得るはず。
-
事業経営においては、不誠実な人や不祥事を起こすような人はリーダーにはなりえません。リーダーはよほどしっかりした人間でなければならないのです。
-
私は、会社経営の目的というものは全従業員の幸せになってもらうことにあると思っています。従業員が一生懸命働いてくれたら業績が上がり上場もできるのです。
-
仕事は「ど」がつくくらい「ど真剣」に打ち込むべき。一度きりの人生を「ど真剣」に生き抜く真摯な姿勢があれば、どんな仕事も好きになる。