ジャック・マー
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いろいろなものに二面性がありますので、どちらの方を見るかということでも全然違ってくる。
人間というのは50歳を超えると新しいことを受け入れる心の余裕がなくなります。これはネットでも同じこと。50歳以上の人にネットでものを買うのをすすめることは難しい。ですから我々はあえて50歳以上の人を説得することはしません。それよりまず子どもを説得すれば、子どもが親を説得してくれ、スムーズに受け入れてもらえます。それが功を奏してきました。
株価が上がる。すると人々の期待も高まる。私は将来のことを考えすぎ、抱えている心配事も多すぎる。
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容姿が醜くても関係ない。絶え間なく自分を磨き、学び続けることだ。一般的に容姿が美しいと、それだけで有利なことが多いから努力しないが、われわれのような人間は努力するよりしかたがないんだ。
いっときの情熱は浮き足立った非現実的な望みのみをもたらし、巨大なエネルギーとはならない。一生燃え続ける情熱は相乗効果をもたらし、より強い情熱が満ち溢れる雰囲気を創り出し、団結力を生み、活力と希望にあふれるチームになります。
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まずは自分を愛する方法学べ。
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アリババにも明確なゴールがあります。それは102年間継続するということ。創業の1999年は前世紀。現在の世紀で100年継続し、また次の世紀へと3つの世紀をまたいで生き残りたいのです。ですから私達は今でも「成功」という言葉は一切使いません。102年を経てやっと成功と言えるからです。
過去10年で、アリババ・グループは、社員が1万7000人を超える大企業に成長した。会社の急成長と同時に、私も多くの経験を積んできた。まだ45歳なので、少し早いかもしれないが、自分の体力や気力が充実しているうちに、次の時代を担う若者たちの育成に取り組みたいと考えるようになった。
株主がどうであろうとも、私たちの企業の成功を左右するのは最終的には企業であり、顧客であると思っています。
将軍をやりたがらない兵士はいい兵士ではありません。しかし兵士も務まらないような人間に将軍ができるわけもないのです。
2008年から2009年にかけて、リーマン・ショックを契機に世界的な金融危機が発生して、仕事に戻るべきだと考えた。二言三言で世界を変えるのは不可能だからです。そして、あれから7年、恩返しをするべきだと思い私は戻ってきた。今の若いリーダーたちとこれまでの道のりを共有したいと思っています。
成功した人は自分の過ちを反省するが、失敗した人はなぜ人々が自分に機会を与えないのかと不平を言う。
成功がどういう姿かということは、私にはまだ実は捉えられていないのですが、失敗がどういうことを意味するのかは捉えられています。それは諦めることです。
社会的な問題が大きければ大きいほどビジネスのチャンスも広がる。アメリカはショッピングの環境が整っているが、中国は環境が悪かった。中国でEコマースが発展したのは、中国のビジネス環境が悪かったことが背景にあったといえる。
若者たちを信じてこそ国家の未来は明るい。
起業では、いちばんやりやすく、いちばん好きなことをやるべきだ。
文句や批判の中にこそチャンスがあるのです。文句があるなら解決してしまえばいいのです。
部下にはこう言っています。これまでの15年で、我々はゼロから現在の規模にまで成長した、15年後には、誰もがアリババのことを知らない。なぜならいつでもどこにでもあるから。
それは、日本社会の活力を奪っているという意味で、日本の人たちにとって不幸なことだ。80歳になったら、仕事などでがんばるのではなく、「人生のCEO」として生活をエンジョイすることに注力したほうがよいのではないか。
いかなるビジネスでも3W、つまり3つのWinを考えなければならない。1つ目は顧客のWin。いかなることがあっても、まずは顧客にメリットがなければならない。2つ目は提携パートナーのメリット、3つ目は自分自身のメリット。3Wのうちどれか1つでも欠けたらビジネスは続かない。……もちろん自分も顧客も一緒に成功できればベストであるが、どちらか一方を選ばなければならない場合は自らの利益は放棄して、顧客を先に成功させるべきである。
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