イチロー
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グラブはもちろん身体の一部だと考えています。外野手だから長いグラブを使っているのですが、指先まで神経が通らないと、感覚が麻痺してボールが捕れない。グラブの先まで感じられるグラブでないとイヤです。
長いことやっていることはそれなりに意義があると思いましたね。
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部屋で自分で精神を落ち着けるために書いたりはします。字書いていると落ち着くというか。
結果が良かったからといって、自分にとっていい内容だとは限らないし、結果が悪く出ても、すべてが良くないとも思わない。
頭でダメだと思った時にも、打つことが結構ある。その数を減らしたい。
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僕は常に戦っています。苦しいのは当たり前だし、それもメジャーで野球をやる楽しみのひとつなのかもしれません。一番苦しいと感じるのは、できるのにできないということ。相手にやられて、とてもそんなことはできないと思えるのなら、まだいいんです。それは自分の力のなさですから、もうしょうがない。でも、できるはずのことができないからこそ、歯がゆいし、悔しいんです。
気持ちのコントロールで重要なポイントがあるとしたら、ゆるめる瞬間ぐらいでしょうね。
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プロ野球選手は、怪我をしてから治す人がほとんどです。しかし、大切なのは怪我をしないように、普段から調整することです。怪我をしてからでは遅いのです。
いかに、いい成績の記憶を、振り払うかということは大事でしょうね。そういうものを背負うと、自分を苦しめることはわかっていますから。
朝に軽い散歩をして安らぎを得る人々もいるでしょう?私はそれがバットを振ることだっただけです。
しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない。
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いろんな人の話を聞くと、肉体的な節目がやってくるのが30歳か35歳だという人が多い。自分だけは違う、という発想は危険なんです。慎重になることで、何かを防げることはあるでしょうし。ただ、この先に僕が考えなければいけないのは、そういう周りの頑なな目に流されてはいけないということ。この世界、30歳はこう、35歳はこう、40歳はこうなるというものが出来上がってしまっているでしょう。でも、僕はそうではないと思っています。
自分の形を創ったらもう勝ちなんですよね。
練習の為の練習をするんだ。
相手が変えようとしてくるときに、自分も変わろうとすること、これが一番怖いと思います。
かがやいている人は、だれにも、対等なんじゃないですか。上とか下とかっていう価値観すらない。
日本人は自分の感情を抑えようとする傾向が強い。それは日本人の気質です。彼らは自分の感情を殺します。
高い目標を成し遂げたいと思うなら、常に近い目標を持ちできればその次の目標も持っておくことです。それを省いて遠くに行こうとすれば、挫折感を味わうことになるでしょう。近くの目標を定めてこそギャップは少ないし、仮に届かなければ別のやり方でやろうと考えられる。高い所にいくには下から積み上げていかなければなりません。
自分の中で何かひらめいたり、バッティングの技術が高まったりするのは、いつも決まって凡打のときです。
毎日、もうこれ以上はできない…という状態でやってきたつもりなので、それを続けていくことしかできません。
イチローのすべての名言