私は人材本位であり、金は儲けたいが信用を落としてまで金を儲けることはできない。すると、支店長あたりから見ると私のような考えは馬鹿らしく思えるらしい。「世の中は金がなければなんにもできない。どんなことをしても金は儲けたいというのが万人の望みではないか」と言うのだ。それで、支店長と私はいつも喧嘩した。
出光佐三
出光佐三のその他の名言
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僕は日本人として日本人らしく実行の道を歩いてきた。妥協を排し、誘惑に迷わず、ただひたすらに日本人の道を歩いてきたに過ぎない。
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ある一つの目的を達成するのに非常に楽な道と非常に苦しい道とがあるとする。苦しい道をとっても楽な道をとっても目的は達せられるがどちらを選ぶかといえば我々はあえて難路を選ぶ。
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わが社の資本はカネでなく、人間だ。カネは資本の一部だ。いちばん大切なのは人。人が第一であって、人が事業をつくり、事業がカネをつくる。カネは人についてくる。
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本を読まなかったので、自然自分で考えるようになった。本を読んでいたら仕事も人の後を追っかけているようなことが多い。考えて考えて考え抜くことが大事だ。
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私は今後は、何もいままでのことにとらわれないで、出光個人の感情ではなく、私たちの仕事は国家の仕事であるという見地から仕事を進めていきたいという気持ちを持っている。