澤田秀雄の名言
元エイチ・アイ・エス社長、ハウステンボス社長
澤田秀雄の名言。全199個。
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「ゴールのないレースは走れない」とよく言います。集団にとって大切なことは、同じ夢とか、同じ目標、志、ゴールを持っていることです。企業にとってそれは企業理念です。
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若いときは、視野を全世界に広げ、何事も自分で実際に経験してみることが大切です。世界を広く知れば、いたずらに自分の可能性を限定せず、夢や目標を高く的確に定めることができます。
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旅というものは、どこに行って何をしようか、とプランを考えているときが最高に楽しい。夢や希望がふくらんできて、考えているだけでワクワクしてくる。
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成功している会社は、オフィスや工場がきれいです。逆に整理整頓ができていない会社は、低迷していく。環境の乱れが、社員の士気低下を招き、投げやりな雰囲気を作り出す温床なのでしょう。
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どんなに「できる」と念じても、空を飛んだり、透明人間になったりすることはできません。けれども、誰かがすでにやっていることだったら、たいていのことは実現できると私は考えています。
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暗い人でも日ごろから大きな声で挨拶をし、前向きな言葉を使うようにしていれば、次第に考え方が楽観的になって、性格も明るくなります。実際、私はそうやって変わった人を何人も見てきました。
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自慢じゃありませんが、私は30年間、病気で会社を休んだことは一度もありません。いつも「元気だ」と自分に繰り返し言い聞かせているからです。
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逆境というのは見方を変えれば、自分を鍛え、経験値を高める絶好の機会だといえます。そう考えたら暗くなる必要なんてないでしょう。
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自信が失せると能力も下がりますから、本当はできることまでできなくなってしまいます。失意泰然と言うように、ピンチのときはたとえ空元気でも明るくどっしりと構えていることが一番なのです。
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優秀な人ばかりを集めようとして、できるものでしょうか。仮に優秀な人ばかりを採用できたとしても、その優秀な人たちの一部が手を抜き出して優秀ではなくなるのが、組織というものです。
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元気になるには結果を出さないと、負ける戦いには行きたくない。そこで最初から半年から1年で黒字にしてボーナスを出そうと。結果を見せると元気になる。
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重要なのはスピードです。速く決断し、速く行動しなければ勝つことはできません。もし判断を間違えたとしても、スピードが速ければ結果も早く現れますから、仮説の修正がすぐにできます。
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ハウステンボスの再建が成功した最大の要因は、みんなで努力したことだと思いますね。売上を2割増やし、経費を2割削減するという目標への努力に尽きます。
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世の中の変化は激しい。以前なら10年かかったことも、いまでは数年でガラリと変わります。チャレンジをしないと時代に乗り遅れてしまう。先が見えない激動の時代だからこそ挑戦が必要なのです。
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失敗してもいいんですよ。失敗も経験値になりますから。失敗体験の中には、新しいものを生み出し、問題点を解決するヒントが必ず隠されています。
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私自身、これまで社員に積極的に挑戦する姿を見せるとともに、社員の失敗を罰するようなことはせず、積極的に挑戦を促してきました。
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会社が大きくなると、経営者には驕りが生まれたり、安心感から油断が生じたりします。すると、変化の激しい時代ですから、すぐに時代にマッチできなくなります。
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人気がなかったものはやめるか、修正をして、いまも試行錯誤を続けています。内容は毎年よくしているので、お客様もまた来てくれます。
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私は旅行を通して、自分の知らない文化、知らない世界を肌で感じました。旅行は私に、未知の世界を開いてくれました。自分の目で事実を見ることの大切さを教えてくれました。
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できることはなるべく早く動く。何か起きた時にスピードを上げなければチャンスを逃すし、ピンチをチャンスに変えることはできません。
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私は、旅行ビジネスに携わることで、世界平和の役に立ちたい。これまで、多くの困難に直面しましたが、この夢を持ち続けたからこそ、困難を乗り越えられたのだと思っています。
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人から話を聞く場合、ごまかす可能性があります。その点、数字はウソをつかない。どこにムダがあるのか、どこが弱いのか、どこを強化したらいいのかがわかる。
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すべての物事には、「陰」と「陽」の二面性があります。ガマンするときなのか、それとも攻めるべきか。冷静に状況を分析して、判断しなければならないのです。
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9回失敗しても10回目で成功すればいい。起業家・経営者にはそれくらいの気高さが必要です。絶対に途中で投げ出してはいけません。
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組織が大きくなればなるほど、目標や夢は伝わりにくくなります。やり方は時代に合った若い人間に任せますが、ポリシーとか考え方を組織に浸透させていくことは、これからも続ける必要があります。
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HISのスタッフで外国人の占める割合は高いです。国籍や年齢で人を評価するような固定観念にとらわれていては、優れた人材を確保、育成することはできません。まず、人を平等に見ることが必要だと思います。
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たまたま僕には、他にやることがいっぱいあったからよかったのかもしれません。何もなかったら、つい口出しして「また俺がやる!」なんて言い出すかもしれないでしょ?
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社員一人ひとりがやる気を持って仕事に取り組んでいるかどうかで企業の業績は決まります。しかし、人をやる気にさせるというのは簡単なことではありません。
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ハウステンボスは好調ですが、ラグーナの方は難しい。狭いし近くにはナガシマリゾートがあるし、名古屋から同じ時間かけたらUSJまで行けますから。だからこそなかなかやりがいがある。
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ハウステンボス歌劇団の学園には元宝塚で優秀な人やバレエの先生を集めました。一流の講師陣を集めないと良い授業ができませんから。
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遅いより速いほうがいい。だって、速くやれば、それがよかったのか、間違っていたのかが早く分かるじゃないですか。一歩、速く取り掛かる。間違っていたら一歩、速く立ち直る。
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私は、基本にのっとってチャレンジし、失敗するのであれば、それは許せる失敗だと思っています。そこから学んで次に活かせば、長い目で見た時に成功につながるからです。
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日本が内向きになってきていると思います。旅行して世界を見ると創造的になり挑戦する気持ちも養われます。特に若者が内向きになることは、日本経済を成長させる上でもよくないことだと思います。
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私はグループ会社などの経営を人に任せたら一切、口を出しません。私が手を出すと頼ってきますからね。その代わり結果で評価します。経営は大変だけど楽しい。だから自分がやるときは100%自分でやります。
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変化のスピードが速い時代を生き抜くのはしんどいことだが、裏返して考えてみれば、一夜にして巨万の富を手にできる面白い時代でもある。
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それぞれの事業の成長スピードを見極め、撤退の判断や経営資源の配分を思い切ってやりたい。私が考えているのは3~5年先のことだ。
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チャレンジすれば失敗の確率も出てきます。ただ、失敗から学ぶことは非常に大きいですから、そこから新しいものが出来上がっていけば良い。
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すべてにおいて変化の時代、ベンチャー企業にとっては可能性のある時代の到来ですが、旧来型の変われない企業にとっては危機の時代。
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時代が大きく変化している。我々もそれに対応できるように変化する必要がある。ビジネスモデルを根本から変えなければならない。
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闇雲に仕事を任せれば、若手が伸びるわけではありません。まずは任せられるレベルまで育つように環境を整える。そのうえで育っていく過程を見極める。つまり、仕事を任せるまでの過程が大切なのです。
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成功条件が全部なかったから裏返せばいい。広くて無駄が多ければ、狭くして経費を下げる。お客さんが少ないならイベントカをつければいい。結果的には他のテーマパークが出来ないことができた。
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スピードを速くするために必要なのは行動力です。とにかく行動する。ダメだったらすぐに戻ればいいんです。逆に遅かったら、戻るにも時間がかかる。そして戻るに戻れなくなる。
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経験しないとカンは働かないし、勉強していなくてもカンは働きません。でも経験と勉強ができていれば、緻密な計算をしてから決めるより、カンで決めたほうが当たるように思います。
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ハウステンボスの再建にはたくさんのチャレンジをしましたが、その7割は失敗に終わっています。しかし、3割の成功が黒字に結びついたのです。
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各世代にまんべんなく来場して頂けるような魅力ある施設にしなくては、将来展望は描けない。顧客ターゲットを絞ってしまうのは愚策。
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世の中でやってないことをやらなければいけない。お客様が見たこともないもの、他人に話したくなるもの、また次も足を運びたくなるものを。
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ハウステンボスの再建依頼を引き受けた一番大きな理由は、「難しい案件だからこそ、やってみたくなった」です。高い山があったら、登りたくなるものでしょう?
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企業は100%「人」ですね。会社は社長次第。スタッフも大切ですがトップですべてが決まります。結果を出せなかったらトップを代えるしかない。トップが創造的なことにチャレンジしていかないと停滞していきます。
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もっとゆったり人生を過ごす。これもひとつだと思います。ただ我々創業者は根っからの事業家です。何もせずにはいられない。だからみんな、辞めると言っても辞めないし、辞めてもすぐに復帰します。
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大きな夢を持つことが大切。その上で時代に合った変化や創造をしながら、奢らず、基本や原点を大事にすることで、企業はまた発展していく。
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経費というのは単純に言ってしまえば、そのまま利益です。2億円のコストを削減すればこれは、そのまま2億円が真水の利益となります。
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当たり前のことを正々堂々とやる。そして間違いは間違い、失敗は失敗だと正々堂々と認める。隠したりごまかしたりしない。これはいつの時代も変わらない。