私たちがよく使う「風土」は、国土や国民性などの地理上の情景をいいますが、「風度」は心の情景のことをいいます。この言葉はある中国文学者によると、中国の古い言葉だそうです。風度が高い、または低いというのは、その人の人徳の度合いを示しています。古代中国で民衆から尊敬されていた人たちは、風度を高めようと自己研鑽を積んできたのです。この風度があれば、内容に多少納得がいかなくても人は従ってくれるのです。「うちの社長は凄い。歩く姿にオーラがある」とか、「うちの課長はいつもお客様のことを考えている。言っていることに説得力がある」などと部下がしみじみ思うような、にじみ出る風格を確立しなければだめだということです。

童門冬二

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