考えてみれば、我々は常に不安定な状況に置かれています。安定しているように見えて、実はいつ壊れてもおかしくないような状態にある。不安定に陥らないようにといくら準備をしていても、100%想定通りにいくことなどあり得ない。備えを怠ってはいけませんが、想定外のことが起きたら、目前にある事実をまず正直に認めること。突き付けられた厳しい現実を乗り越える力は、これまでの学びから生まれます。
童門冬二
童門冬二のその他の名言
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宗教者は、特に教える立場にある人は、大きい伽藍の中でやるべきじゃない。やっぱり辻説法、路傍に立って自分の信仰を伝えるべきだということです。
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僕がものを書く原点は、内村鑑三の「代表的日本人」です。西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹、それに宗教家の日蓮の5人が挙げられています。
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「決断力」はトップ固有の権限です。企業規模の大小を問わず、最終的な決定権は委任できませんし、してもいけません。決断する権限は社長が絶対に手放してはいけないものであり、補佐役も介入してはいけない。
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やりたいことをやらせてくれない、最初に考えていたことと違った、やらされている仕事が嫌だ…。でも、それはちょっと気が短すぎます。それで辞められてしまうのは、上の責任と言わざるを得ない。
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僕は信仰の一歩手前にいるんですよ。大変傲岸不遜だけれども、まだ自分の力を信じたい。人間の可能性を掘り起こして実験していきたいんです。