土には荒れ地があります。耕しても、時間と労力の無駄だと見捨てられる土がある。でも、見捨てたらダメだと金次郎は言うわけです。荒れ地も徳を持って掘り続けないといけない。荒れ地なるがゆえに、相当深いところまで、巡り会うまで掘り続けないといけない。そうすると、農民は大きな徳に出会える。
童門冬二
童門冬二のその他の名言
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宗教者は、特に教える立場にある人は、大きい伽藍の中でやるべきじゃない。やっぱり辻説法、路傍に立って自分の信仰を伝えるべきだということです。
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やりたいことをやらせてくれない、最初に考えていたことと違った、やらされている仕事が嫌だ…。でも、それはちょっと気が短すぎます。それで辞められてしまうのは、上の責任と言わざるを得ない。
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これは徳川家康の哲学ですが、人間がすべてパーフェクトだなんて思うのは、間違いだということです。みんな、いいときもあるが、悪いときもある。想像の70~80%だと思え、と。
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ただ仕事を与えるだけではダメなんです。まずは自分で現場を知り、その上で部下に考えさせなくちゃいけない。部下にやる気が出るような工夫を意識しないといけないんです。
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被災地のことばっかり考えていても役に立つわけじゃないんだから、今この仕事場で、手を抜かずに与えられた仕事を続けていく。二宮金次郎の言う積小為大という考えだなあと。
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いつも考えるのは宗祖と民衆との結び付き。民衆側のニーズにどう応えてきたのか、人々をどう救ってきたのかということが私にとっては重要です。