どんな現場でも、誰とでも一緒に仕事ができる俳優になってほしいというのが一番の「望み」かな。
蜷川幸雄
蜷川幸雄のその他の名言
-
自らマイナスの札を張りながら、異色の世界をやることで自分のプレッシャーと想像力に新しい刺激を与える方法を模索したいと思っています。
-
今、上演中の「海辺のカフカ」でも、「それは想像力の問題なんだ。夢で荷担した人は、その夢に責任をとらなきゃいけない」という台詞があるんですけど、まさしくそういうことを、自分たちの集団でやりたかった。
-
商業演劇へ行ったら、あまりのひどさに驚いたんです。脇役の俳優たちの横暴さ、自覚のなさに。なんだ、演劇全体が腐ってる、と思いましたね。
-
しかり過ぎるとお互いの関係を修復するのに一カ月では難しい。だからしからずに、気長に歩き出すのを待つことにした。その方が仕事が早い。
-
役者にもスタッフにもまずは「それぞれのアイデアを出してくれ!」と頼むんです。もちろん俺が最終的なジャッジはするけど、それぞれが自分の分野のプロだからね。互いに尊重しあわないと、いいものなんてできない。
-
ヨーロッパの文化に対する憧れと演劇としての具体的な成果みたいなものが新劇団にはあった。ことに三大劇団と言われる民藝、俳優座、文学座には、そういうものはきちっとありました。
-
集団的秩序で安全、安泰としていられない「常に崖っぷち」という状況を、新しい人を入れることで作りたい。そうやって生きてきたからね。集団、あるいは人間関係、そんなものでは生き残れないんだから。
-
若い頃、僕の時間は未来へ向けて無限にあるように思えた。今、僕は終末の時間から逆算する。すると、人も風景も、そう、何もかもが違って見えてくる。僕は、疾走する。